花のようする (一般書)/藤谷治
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女優の野滝


デイトレードで巨万の富を築いた桜田


その桜田からふとしたことでエメラルドのピアスを


渡される


それが出あいだった



つきあっている最中は贅沢だった


しかし


桜田は野滝と旅行に行っている間に


市場が反発し無一文になってしまう



芸能事務所が借りている野滝のマンションに桜田が転がり込んでくる


野滝は桜田が無一文になる前に二人で目をつけていた世田谷の洋風の一軒家を


買うことにした



それは野滝が桜田へもう一度


伝説のトレーダーとして復活してくることへの願いから



そして


そこに住んで一年


庭は花にあふれる



それは二人のこころ


二人の人生


人間社会がつらくても


花が守ってくれるこの家では


人としての価値や資格を問われることはない



ただ生きていられる


下品で勝手で


それは人間としての本質なのだろう


しかし


花はそんな二人を癒してくれる




人が帰るところはこんなところだよってことが


伝わってくるような小説でした



なんとなく読んでしまいましたが


心には気持ちがいい風がふいていました



そうだ



庭に花を植えよう