白紙の上でさようなら 7話

 

恵は母に言われたことを小室さんに話しました。

 

 

 

「メグミン先生。

とりあえずお母さんビンタしていいっスか?」

 

 

小室さん読者の代弁者かと思った(笑)

私も全く同感ですね!

 

 

「・・・だってヒドイじゃないですか。

メグミン先生はずっと我慢し続けて、いつか仲直りできる日を待ってたんですよね?

 

本当はお母さんのことが大好きだから!」

 

 

 

(ーそう。心のどこかで思ってた。

 

これだけ時間が経ってるんだから

お母さんは私のこと

もう許してくれてるんじゃないかって)

 

 

「もう大人なのにヘンだよね・・・

まだ親に愛されたいとか思って・・・」

 

 

「別に全然ヘンじゃないです。みんなが当たり前に思うことっスよ。

アタシも両親と絶縁状態なんスけど、フツーに感謝してるしホントは仲直りしたいですもん」

 

 

 

小室さんの話によれば両親が医者だったため医者になれと言われ勉強しT大の医学部に入っていたことを明かしました。今、漫画を描いているのは大学の友達に借りた漫画が面白かったのがきっかけだそう。

 

「・・・勉強しかしてこなかったアタシには

まったく違う世界で興奮しました・・・

 

ーで親に相談したんです。

“漫画家になりたいけど どうしよう”って。

 

そしたら理由も聞かずにボコボコに殴られちゃって」

 

 

いやいやいや!!それ虐待というか暴行罪だよ!

 

 

 

 

「・・・そのときに気付いたんですよ。

自分は勉強しないと愛されない存在だって・・・

 

 

アタシはアタシのことが大好きなのに親はそうじゃなかったんだってー

 

 

だから翌日退学届け出して家出したんです。

それで親にも勘当されちゃって

 

 

アタシがワガママ言って迷惑かけたんで・・・

こればっかりはしょうがないって思いますけど・・・」

 

 

しょうがなくない。しょうがなくないよ、小室さん。迷惑かけたことが事実だとしても親が子どもに暴力を振るっていい理由にはならない。

そもそも子どもの頃から小室さん本人のやりたいことを優先するより医者になれって勉強させてたんじゃん。

 

 

 

「親の全部がキライで離れたワケじゃないんでメグミン先生の気持ちもなんとなくわかります」

 

 

 

(小室さんは私と似た経験をしているのに

いつも笑顔で明るくふるまって

困ったときには優しくしてくれた)

 

 

「・・・・・・私も

頑張れば過去を乗り越えられるかな・・・

 

 

小室さんはどうやって前を向いて生きれるようになったの・・・?」

 

 

雲水先生も素敵だけど、小室さんみたいな素敵な女性キャラクターも描いてくれてるのがスゴく嬉しいですね。

 

 

小室さんに声が付くなら誰が良いかなぁ?と妄想しています♪

小室さんみたいな人が本当の意味でサバサバした女性だと思います。

早水リサさんとかサッパリした女性役が合ってると思うんですけど、もう少しだけ若い人で考えると櫻井浩美さんとか井上麻里奈さんとか小清水亜美さんとか合いそうラブラブ