水戸黄門 第6部『姫だるまに似た女』
宇都宮雅代さん演じる綾さんが姑(菅井きんさん)にいびられるシーンが辛い回です。
相田とかいう男が奉仕を強要したのがいけないんですけどね。綾さんは昼のお酌はするけど夫のいる身だから夜のお酌はできないと断ったんですよね。
それを姑が「雑賀の家が〜」と自分の家のことばかり気にして怒ったのが腹立つ。
ご奉仕なんて言って相田が綾さんに性的暴行するのは容易に想像できるわ。
一番腹が立った台詞がこれ。
「見苦しい、何の騒ぎです?恥を知りなさい!
本当に心を決めた女が人目の入る場所で自害などするわけがない」
上手く聞き取れなかったので台詞ミスご了承下さい。
というかネットでも散々聞いた言葉。
そもそも自分が先に出ていくって言って脅したようなものなのによく言えたね。引き止められなかったら、どうするつもりだったの?
水戸黄門のこういうところ好きじゃないなぁ。いつも悪いのは悪代官(もちろんお金を巻き上げたり女性に性的暴行するのはいけない)で、虐めをしていた姑と仲直りって終わり方はモヤモヤする・・・
散々酷いこと言ってましたが?
あの人また綾さんのこと、いびりそうなんだけど。
もしも勘左衛門さんとの間に子供ができて男の子じゃなかったら雑賀の家を継ぐものが〜とか言って怒りそうだし。
ナレーター「姫だるまは姑に虐められながらも尚、孝女の道を貫いた女の清く美しい姿をかたどった物だと伝えられている」
“こうじょ”ってこの字で合ってるかな?
時代的なこともあったかもしれないけど、絶対結婚したくないと感じた回です。
嫁が性的被害に遭うことを家のためだとか自分の恥とか言う女を、私だったらお義母様なんて呼びたくない。
「また私に恥をかかせて」とか言ったり、いびりが酷すぎて御老公様に諭されて仲直りは軽すぎる。
言葉の暴力こそ重く扱わなきゃいけないのに。
「自害なんてするわけがない」は度を超えてる。