逆境無頼カイジ 1期完走しました。

 

面白かったです!

 

サムネ画像のチョイスが良い!

フルアニメTVがコメントオフにしてるところも嬉しかった!

けどYouTube kids扱いにせずコメントオフする方法分からないんだよな🤔

YouTubeの操作ボタン分かりにくい。

 

 

 

 

2期で鳥海浩輔さん出てたから見ましたが微妙で、1期はワクワク感というより緊張感によるドキドキが最初から最後まで止まりませんでした。 

 

 

 

 

というか、アイシールド21って2000万部突破してたんだ。正直私の好きな作品で実写化の餌食になってない数少ない一つです。そこまで漫画ヒットしてたの意外です。私は当然りっくん(甲斐谷陸)が好きです。再ア○メ化とキャスト変更の餌食にもならないことを祈ります。

 

 

 

 

 

カイジに話を戻しますが

記事にもあるように立木さんのナレーションが良い味出してる。

元から1961年生まれである立木文彦さんの年代以上生まれの役者さんを心酔してるのは自覚していますが、立木さんのナレーションのおかげで内容が頭に入って来やすくて、そりゃあ数多くの番組で立木さんがナレーションに起用されるわけだと納得しました。

あの人スゴいわ・・・

 

 

個人的にカイジの面白かったところは主人公補正が少ないところ。

まるでカイジと一緒にギャンブルをやっているような緊張感や緊迫感。

どうせ主人公が勝つだろうという安易な考えが最後まで出来ない。

これが青年漫画ではなく少年漫画だったらテレビアニメ1期で兵藤会長に勝つ終わり方をしてるはずなんです。でも、それをしていない。それどころか負けた代償に大怪我を負ってる。

伊藤開司というキャラクターも本当に身近にいるような一般の人間で感情移入しやすい。

利根川の頭の良さを逆手に取った勝負の見応え。

 

そして作中に私と同じ名字のキャラクターがいるとはいえ萩原聖人さんにこんなに名前呼ばれたことありません(笑)

 

 

福本先生の絵のイメージを崩さず、なおかつアニメらしくマイルドで見やすくなった高田晴仁さんのキャラクターデザインも凄い。

 

正直、福本先生の作風怖いので汗

 

 

利根川も兵藤会長もやることがイカれてるのは前提ですが、言ってる言葉は人間の真理を付くものなんですよね。

 

 

どなたか曰く「兵藤は(カイジにとって)敵であるけど悪ではない」

 

 

 

利根川の「金は命より重い」は有名なので、兵藤会長のセリフで印象に残ったシーンに触れます。

 

 

15話

 

「この地上は苦しみのたうつ連鎖の声に溢れておる。10人100人の呻きが1人の豊かな生活を支えておる。それがこの世の仕組み」

 

 

「折れた足をいじられると彼は痛いが、ワシは痛まない。カイジ君も痛くはなからう」

 

 

「唯一問題なのは自分の幸福だけ」

 

 

のたうつって漢字ないんですね。

 

21話

 

「命はもっと粗末に扱うべきなのだ。命というものは丁寧に扱いすぎると淀み、腐る」

 

 

粗末にするという言い方はともかく、あまりに重く扱いすぎてるから生老病死という考えは拭い去った方が良いとは思う。

 

 

「最近の輩は己を大事にしすぎて、結果チャンスを掴むこともなくズルズルと腐ってゆく」

 

ここ日本語の難しいところですね。「いく」と「ゆく」

 

行く(いく)とも行く(ゆく)とも読めるから難しい。

書くとき合ってるのか不安になります。

 

 

 

 

22話

 

カイジ「そうだ、利根川!土下座だ!謝ってもらうぞ。死んでいった石田さんや佐原たちに」

 

兵藤「分かってないな、カイジ君。人間いよいよとなれば、頭などいくらでも下げる。問題なのは、その行為ではなく誠意だろ?腹の底から謝っているかどうかだ」

 

カイジ「誠意・・」

 

兵藤「いくら床に額を擦り付けようとも腹ん中で舌を出されていては死んでいったなんとかいう連中も浮かばれはせんだろう?カイジ君」

 

カイジ「それはまぁ・・・」

 

兵藤「ワシは身に染みているのだ。土下座の無意味さについて。腹の底からな」

 

 

 

「表面上はすまなそうな顔をして床に額を擦り付けはするが、“どうしてこれほど謝っているのにコイツは許してくれないのか”等と心中こちらを避難。冷血漢呼ばわりしてくるのだ。

 

酷い話だと思わないか?当然そんな連中の詫びに誠意があるはずもない。第一、借金における誠意なんてこれはもう誰が考えたって一つしかないのだ。

すなわち、何をしてもいいから期日までに金を返すことだ。それ以外に誠意などない。

 

金を返さない時点で奴らに誠意なんてものはない」

 

 

 

兵藤怖いけど、これには共感します。

借金借りる側が被害者ぶるのはフィクションでも色々見てきたので。最近にも事故や事件で頭を下げてる姿はあるけど、その行為に誠意があるかどうかなんて分からないですから。

 

 

 

23話

 

「なぜワシがカイジ君に負けると恥なのだ?

強者は相対的な意味で強者なのだ。一事一事全てに勝てるわけじゃない。

 

たかが一度の負けを恥だ云々言うのは君ら貧しき者の狭量。悪い癖だ」

 

 

一理あるけど、利根川にあそこまでさせてよく言えるよね。

この世の真理を理解した上で高い場所から底辺同士が叩き合ってるのを見て楽しんでる。そういう人。

自己責任論で叩いてる人と叩かれてる人を見て愉悦を感じてるんだよ。実際、兵藤が行うことは命や体の一部を使ったイカサマのギャンブルだし。

けどカイジのことずっと君付けで呼んでたのは意外でした。

 

 

津嘉山正種さん、昔は2枚目俳優さんの吹き替えを沢山してきた方がこんな気味の悪いキャラクターを演じるようになって・・・

いつから津嘉山さんこんなに声老けてたっけ?

ナルニア国物語のアスランやったときは既に声老けてたから、やっぱり60歳が境目なのかもしれない。

映画クレヨンしんちゃんオトナ帝国の逆襲と映画ドラえもんの翼の勇者たちのときはまだ50代だったから。

 

 

白竜さんの利根川も良かったです。不敵に笑うシーンや、驚いたように小さく「会長」と呟くシーンも。

 

 

 

 

 

あと2007年のアニメということもあって中村悠一さんがサブキャラで出演していますね。

 

まだこの頃そんなにメインキャラやってなかったもんね。しゅごキャラ!や絶対可憐チルドレンあたり、2007年〜2009年ぐらいから物凄い人気出た印象。あの勢い覚えてますよ。

 

あの業界に限らず、やはりこの世は弱肉強食なんでしょうね。芸能界というシステムが誰かを押し退けて這い上がるわけだし。

一般社会も。やっぱり安楽死ないの酷(こく)すぎるよ、この世。

 

 

カイジで散々、死の恐怖という言葉は出て来ましたが自死を望む者は死そのものではなく痛みと苦しみに対する恐怖が大きいんです。

もし寝てる間に息の根が止まってたら、それが一番理想的なんです。だから開司が鼓膜破れるかもしれない恐怖が見てるこっちにも伝わってきていました。

 

 

 

カイジ見てから、噂のスカッとのカイジネタ見るとより面白いです。

 

ミヤコ「金は命より重い

その意味がやっとわかった。

とねがわの言うことを聞いて置くべきだった」

 

利根川の言うことを😂

 

 

エスポワールとかカイジ見てから初めて理解しました。

 

けど、このナレーターさん卒業しちゃったんだよな。めっちゃ演技上手くて綺麗な声かつ、男性キャラ演じる時のイケボが好きだったのに。