消臭脱臭専門会社、(株)共生エアテクノ
の臭気判定士、
通称「におい刑事(デカ)」
がお届けしております。
今日は昨日に引き続き、恒例のビジネス書へのガサ入れです。タイトルは・・
『下町ロケット』
池井戸潤氏著/小学館さん刊行です。
どっちの選択が十年先の佃製作所にとってメリットがありますか?
ビジネスの広がりというか可能性を考えると、一時的に金をもらっても
後は傍で見ているだけというのはチャンスを逸している気がします。
リスクのないところにビジネスがありますか?
・・ここら辺は、目先のお金(欲)に飛びつきたい気持ちも分かるし、
将来を見据えた行動をしていく必要性も理解できます。
ただし、中小企業であればあるほど、チャレンジしなくなったら終わりだと
におい刑事は思っています。だからこそ、5年先、10年先まで見据えて
行動したり計画したり、やれる限りの事をやっていくのです。
資金繰り云々の話しですが、会社が行き詰まったら、
社長は財産の全てを失うわけじゃないですか、それに比べたら社員のリスクは
それほどじゃないですしね。
・・確かにその通りなんですが、何か違うな~と、におい刑事は読み進めていくと、
本書でも「そうだろうか?」と続いていて、社員にしてみれば、職を失うのは
家や財産を失うのと同じくらい大変なことのはずだ・・と続いていました。
そりゃそうですし、おそらく中小企業であればある方が、会社に愛着やプライドを
もってくれている社員の割合って多いと思うんですね。
大企業は看板を背負って仕事しますが、結局「個」ではない。
その看板にプライドを持っていても、個ではないんです。
でも中小企業は、看板にプライドを持っていても、看板では勝負出来ないんです。
そこに「個」が加わる事で、看板×個。あるいは看板=個で勝負しているんです。
もし中小企業に大企業感覚の社員が入社すると、かなりの確率で失敗するでしょう。
これはプライドの問題なんだよ。大企業に舐められ否定され、落第の烙印を押されることを
誰もが望んでいるわけではない。それは自分自身が否定されているような気がした。
おまえらは所詮、中小企業だ、いい加減だ、甘ちゃんだって。だけどそうじゃないだろ?
・・確かにそうだと思います。中小企業、弊社の社員さんももちろんそうなんですが、
おそらく甘ちゃんなんて事は100%無いです。むしろ、厳しい環境の中で
成長し成果を出し、会社を背負っている割合が大きい分、全く卑屈になんてなっていないし、
自信をもって大企業や取引先と渡り合ってくれていると思います。
それはやはりプライド。ニオイに関しては、誰にも負けない。いや、自分が掘り下げている
専門分野においては、社外はもちろん、社内だって関係会社だって、
誰にも負けない知識と経験。共生エアテクノのプライドだってあるんです。
それは、過去にも実際にありました。理不尽さに腹を立てた弊社社員さんが
普段は「和して属さず」の集団なんですが、意思統一し一致団結し、
困難に立ち向かった事。だからこの時の佃製作所の若手の気持ち、共感出来ます。
お前が辞めたところで、なんの解決にもなりゃしない。いいか、
信用っていうのはな、ガラス製品と同じで一度割れたら元にもどらないんだよ。
仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。
一階部分は、メシを食うため。必要な金を稼ぎ生活していくために働く。
でもそれだけじゃ窮屈だ。だから仕事には夢がなきゃならないと思う。
それが二階部分だ。
・・そう、理想論や机上の空論だけでは飯は食えない。でも飯だけ食えても
夢がなきゃつまらない。弊社の社員さんは皆、一人一人が
「この会社をこんな風にしていきたい」とか、そこまでではなくても自分の業務範囲で
「もっとこんな風にしていきたい」という創意工夫を常に考えています。
そしてそれを語る時の社員さんの顔は、とても美しい。輝いています。
におい刑事は経営者として、お客様や仕入れ先、取引先の信頼・信用を
失う行為だけは絶対に許したくありません。それは会社皆で積み上げたものが
一瞬で壊れてしまうからです。
でも、一人一人がそれぞれの立場で、飯を食うために稼ぎ、それをした上で
さらに夢を抱ける会社。そんな会社であるように、経営をしていきたい。
いや~、何とも感動したり憤ったり、涙を誘われたり・・。
実におすすめの一冊です。
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