たまにですけど
萩の城下町をふらり♪ふらり♪と散歩
平日は観光客もまばらでゆっくりできる
そんなある日






ここは木戸孝允(桂小五郎)の誕生の地
天保4年(1833年)
藩医   和田昌景の長男として誕生
幼少時に体が弱かった為8才で桂家の養子と
なる
養母が失くなりその後実家で成長し江戸に
出るまでの20年間をここで過ごした………
                                                       と、あります




倒幕維新に尽くした志士
西郷隆盛、大久保利通…そして木戸孝允
「維新の三傑」と言われた一人です


17才の時に藩校「明倫館」で山鹿流兵学教授であった吉田松陰から兵学を学んだ
30才頃からは藩の要職につく一方、京都に赴いて国事に奔走した
1866年には坂本龍馬の仲介によって薩摩の西郷隆盛と討幕の一大勢力となる「薩長同盟」をむすんだ




彼は武家ではなく藩医の子として生まれた
と言う事もあり、生家には視力を計る表が
壁に貼ってあったそうですよ




木戸孝允(桂小五郎)は私塾である松下村塾の門下生ではないが、吉田松陰からは「事をなすの才あり」と評され松陰に対し門人の礼を取り続けたといいます





床の間に二つの書がありました

これは幼少時代7、8才の頃…まだ養子になる
前の和田小五郎の時に書いたとされます




「似(も)っての外(ほか)よろしい」
見事な書です❗️





ちなみにこちらは養子になった11才の書
「天晴見事見事」(あっぱれ見事)と
最上級の誉め言葉で評されたそうですよ




2階の桁に書かれていた落書き
「已後而死」←
(ししてのちやむ)
修理で材木の取り替え工事の際に取り外し
保存されてます

「死ぬまで努力を続ける」「生きている限りは力を尽くす」と言う意味で
吉田松陰の「士規七則」の七則目にも使われていた……とあります





嘉永5年(1852年)に江戸に出るのですが
幕末という荒波の海に飛び込むまでの時期を
この庭を眺めながら過ごしたんだと思います




幕末の歴史は
今はネットでも調べられますので……😁
ここからは私目線でのお話❤️




ふと見る写真と日本画は?🙄
写真は木戸孝允
日本画は………?名は「幾松」……芸妓さん?


真ん中にチェックポイントと書かれてある
説明書が…………?





二人のエピソード?
芸妓(幾松)さんの絵と木戸孝允~?
振り返ると正妻「松子」の写真???


①エピソード
京都でも屈指の売れっ子芸妓であった幾松に
小五郎は夢中になる🙄
幾松には贔屓の富豪がいたから張り合って
大金を使う😲
小五郎の従者だった伊藤博文が相手の富豪を
脅して手にいれた❗️❓️😅

②エピソード
新撰組が攻めに来たときに小五郎を長持に
隠す🙄(今でいう収納ケース)
知らぬ顔で三味線を弾いていた😲
長持を開ける様に求めたら、武士顔負けの
度胸でおさめた😅

③日本初の新婚旅行説~~~


…………となると?
芸妓の幾松は……正妻の松子だ❗️😲




歴史にうとい私は余りにも驚いたので
館の方に聞いてみました
(運良くこの日はほぼ私の貸し切り状態)




そもそも(幾松)木戸松子の父は小浜藩士、母は医者の娘との間に生まれた武家の娘
しかし、父が百姓一揆に巻き込まれ一家は困窮
し松子は家計を支える為に芸妓になった

美貌も頭も良かった事から二代目幾松として
名を上げていた

そこで小五郎と出会い
様々なエピソードが生まれたそうです




しかし、このエピソードも今で言うゴシップ的要素もあるそうですね
(その方が人って感心持っちゃうでしょ😁)

本当の松子は、小五郎が幕府から命を狙われている時、二条大橋周辺に乞食の状態で隠れ潜んでいる所に握り飯を届けていたと言います

その後も小五郎が各地を転々としても支え続け自身にも危険が生じた再、三味線を投げつけて身を守った……と言う伊藤博文の直和もあるそうですよ

小五郎が命の危険に晒されていた最も危険な
時代に彼を擁護し守った女性なんですね
(正直……聞いて良かったです)






伊藤博文は根っからの芸妓好きだったのは
本当みたいで笑ってしまいましたが
様々な逸話を時間も忘れて聞きました
(スミマセン……スマホではもう限界で…)


最後に
こんな逸話も聞きました………
木戸孝允の年表に
明治10年(1877年)京都で病気が重症化し
明治天皇の見舞いを受けたとありますが


その時に「天皇様にこんな姿では無礼にあたる」との事から布団の上に羽織袴を乗せて見舞いを受けた………と言う話しです


それこそこんなエピソードなんて
教科書には乗ってません


木戸孝允
「逃げの小五郎」と言われていましたが
数々の日本の歴史に力を注いだ人物
そして数々のエピソードを持った人物


余談ですけど
長身でなかなかの男前?😁じゃったよ



萩にいらっしゃいましたらお寄りくだされ







おいでませ💖やまぐちへ






木戸孝允誕生地
山口県萩市大字呉服町2丁目