若年性アルツハイマー病について | 認知症介護サポーター ひなたのブログ

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認知症家族が認知症を理解。そして、様々な制度を活用することで、家族みんながずっと一緒に暮らしていけるよう、認知症に関することや、国の制度に関する情報をお届けしています。

大変ご無沙汰しております。

認知症介護サポーターのひなたです。


最近は、地域の方からの認知症相談で、てんやわんやしておりまして、情報発信ができずにいました。


そういえば、若年性アルツハイマー型認知症の方って周りにいますか?


私の身の回りでは、2人程います。

2人とも、60歳以上の方なので、しばらくすると65歳をすぎて、若年性とは言われなくなりますが、それでも、若い年代でアルツハイマー型認知症を患う方はいらっしゃいます。


若年性の方、独特の悩みというものは、

・経済的な問題
 → 働き盛りの年齢で、アルツハイマー型認知症になると、離職するリスクが高まり、離職した途端、収入がゼロになる。

・家族に深刻な影響を与える
 → 若いうちに認知症にかかるという事は想定の範囲外であり、子供がいる場合は、まだ学生で多感な時期で、周囲からの偏見や、夫婦関係の悪化により、影響を受けやすい。

・居場所がない
 
→ 高齢者の場合は、介護保険サービスが多くあり、デイサービス等、同じような年代の方が通う居場所が多くあります。
しかし、若年性アルツハイマー型認知症は、中途障害者となり、かつ、進行性の病であるので、障がい関係の就労事業所に行くことができたとしても、作業能力が低下し、ついていけなくなるようになる

といった悩みが挙げられます。


私が懇意にしている、認知症疾患医療センターの医師は、認知症相談を受けて、実際に認知症の診断が下りた方の100人に1名くらいの割合で、若年性アルツハイマー型認知症の方はおられるようです。

絶対数は少ないのですが、少ないであるがゆえに、悩みは深い問題だと思います。

ですが、金銭的な悩みや、居場所づくりに関して、さまざまな情報発信を現在はされていますので、インターネットがなかった時代に比べると、手段と選択肢は増えます。


もし、身近に悩んでいる方がいらっしゃったら下記のサイトが参考になります。

参考サイト → 若年性アルツハイマー.com

私の友人が作成しているのですが、質問などあると、記事に反映してくれるとのことでしたので、コメントで書き込むか、私にメールを頂けますと幸いです^^


では、本日もご覧下さりありがとうございました^^