前頭側頭型認知症 | 認知症介護サポーター ひなたのブログ

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認知症家族サポーターの、ひなたです。

本日は、前頭側頭型認知症についてお話を
したいと思います。

【前頭側頭型認知症は、誰が見つけたの?】

前頭側頭型認知症は、ドイツのアルツハイマー
氏が嗜銀性神経細胞内封入体(Pick小体)」
を発見しました。

この、アルツハイマー氏は、あのアルツハイマー
型認知症を発見した、アルツハイマー氏なんです。


その後、ピック病と命名された後、前頭側
頭葉変性症(FTLD)という概念の提唱が
あり、現在は前頭側頭型認知症と言われ
る事となりました。

【前頭側頭型認知症の原因】

初めに申しますが、前頭側頭型認知症の
原因は、はっきりとわかってはいません。

しかし、前頭側頭型認知症になる方に
共通する特徴はあります。

Pick小体という異常な固まりが、脳の
神経細胞に溜まることであったり、
もしくは、TDP-43蛋白が溜まる場合も
あるようです。

結果的には、前頭葉と側頭葉の脳の
萎縮が起こり、認知症症状が発症します。

アルツハイマー型認知症では、側頭葉
内側や頭頂葉の萎縮が見られました。

では、萎縮する部位が違うだけで、
どれだけ症状が違うのでしょうか?
次は、症状についてお話をします。


【前頭側頭型認知症の症状】

前頭側頭型認知症では、筋力の低下、
筋肉の萎縮、嚥下障害(飲み込み時の
ムセ込み)ろれつが回らなくなるといっ
た筋肉に関わる症状が見られます。

また、認知症症状では、かなり特徴的
な症状が現れます。

「以前とは全く別人のようになった」
という声も聞かれることがあります。

具体的な変化とは・・・

・社交性の消失
・反社会的行為
・自発性の欠如
・強いこだわりの出現
・万引きなどの犯罪行為

を行われるようになる可能性が高いです。

また、前頭側頭型認知症が発症
するのは、ほとんどが、65歳以下です。

そして、発症初期の場合には、アルツ
ハイマー型認知症のように、記憶障害は
見られず、性格の変化や社会性の消失が
みられる事がほとんどです。

周囲の人が気付くことが多いのですが、
性格が変化したことで、本人へ、受診を
勧める事が出来ない場合が多いです。

【前頭側頭型認知症の治療方法】

精神安定剤や抗うつ薬が行動異常の
緩和に繋がるということで、投薬される
ことがあります。

しかし、治療法は今のところなく、
介護が中心となっているのが現状です。
 
認知症治療だけにとどまらず、
精神科での治療も行う事があります。

強いこだわりや、執着、気分の変動
反社会的な行為をされる事がありますが
認知症という病にかかっているが為に
起こしている行為という事を理解して
接していくと、本人は落ち着いて話を
聞いてくれるようです。

また、精神科への受診については、
しり込みをされる方も多くいる事と
思いますが、勇気を出して、受診を
行われることをおススメしています。

以上、前頭側頭型認知症についての
説明となります。




本日も、当サイトを訪問してくださり、
ありがとうございました。

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