易さん:それはそうと、ろんほん、7月に入ってから急に暑くないか?
 
ろんほん:ですよね。もうすでに40度に達したところもあるようです。
 
易さん:まだ夏が始まったばっかりだぜ。こんな暑さじゃ織姫も、彦星も、それから彦星が連れている牛も、ヨロヨロになりながらの再会になってしまうぞ。
 
ろんほん:お互いがお互いを支えないといけない状態になりますね。
 
易さん:うん、、、でだ。月曜日から始まる1週間、気をつけなあかんぞ。その間の日本の様子を観てみたら離為火の上爻が出たでね。
 
ろんほん:火が2つ重なった卦、その上爻ですか。
 
易さん:全体的に見てまた暑い日が続く可能性があるね。それから文字通り「火」に関する大きな出来事が日本で話題となりそうだ。
 
ろんほん:どんなことでしょうね、、、誰かの言動が「炎上」するとか、そういうのもありそうですね。
 
易さん:無論、それも含むね。ちなみにこれ、高島嘉右衛門くんも出したことがあるんだ。
 
ろんほん:そうだったのですね。どのような状況で出たんですか?
 
易さん:彼も今後の世の中の様子を占った時に離為火の上爻を出し「江戸で大火が起こる」と直感したんだ。当時、彼は材木問屋兼建設業を営んでおったものだから、江戸中の材木を手当たり次第に買い占めた。その後しばらくして大地震が起こり(安政2年に起こった安政大地震)、江戸は火の海となったんだ。
 
ろんほん:うわ、、、その材木たちは家屋の再建のために使われたということですね。
 
易さん:そう。高島くんは買い占めた材木を売って巨万の利益を得たんだ。結果としては良かったが、もし何も起こらなければ巨額の赤字を出していたからしばらくは青い顔してはいたよ。後年、そもそもそんな大災害など起こって欲しくなかったなとも言ってはいたが、当時は考えていられなかったんだって
 
ろんほん:そうだったんですね。えっ、てことは、、、
 
易さん:そう、こういう災害が起こりやすい期間でもある。準備はしておくんだぞ。もっとも、何も起きないことを祈るがね。
 
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いつもありがとうございます。