易さん:当然そうなるわな。

 

 

 

ろんほん:またもや同じようなことを、、、

 

易さん:またもや、とは?

 

ろんほん:広い意味で、ですけど、自分自身で「これはまずい」と気づかず、また国内からのではなく海外からの、それも力のある欧米諸国からの指摘で襟を正す方向にもっていく事例が出来てしまったなと。自浄作用がないのでしょうか、、ね。

 

易さん:ああ、記憶に新しいのはあの大手芸能事務所の事件の時も、大きく動いたのはBBCさんきっかけだったもんな。

 

ろんほん:はい。他にも、先の東京オリンピック関連でも同じことが起こりました。その大会でゴルフ競技の会場となったゴルフ場、開業当初から女人禁制の規定を敷いていたのです。そのような状態でオリンピック委員会に「ぜひ使ってください」と打診をしていました。しかし委員会から「そのような時代錯誤な規定のある所でなんかやるわけないだろ」との通知を受け、慌てて当該規定を削除したとのことです。

 

易さん:、、、そう考えると日本の組織にはお前さんが冒頭で言っていた通り、自浄作用というのが無いのかという話になるね。

 

ろんほん:ええ、、、先ほど私もそのように申し上げましたが、、、一方で自分ももっと襟を正さなければならない立場ですので。他人のこと言えないです。

 

易さん:いやいや。言っていいんだよ。もちろんお前さんも自分を見つめ正すべきところは正していけば良いだけだし、第一そのことを理解しているじゃないか。お前さんのような人物が言っていかないと。

 

ろんほん:ははは、なら良いのですが。ありがとうございます。

 

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ろんほん:それならば易さん、これは社会全体に対してのことですが、今回の事件をきっかけに自浄作用は今後機能していくのですかね。

 

易さん:していくし、すぐにでも取り掛からんといかんね。そのことについては乾為天の初爻が出たから。勘違いして欲しくないのは、すぐに身に付くわけじゃないということだ。一人一人が意識して少しずつ少しずつ、地道に地道に、雪だるま式に身つけていくしかないんだよ。今回がその出発点だ。色々周りから言われることがあるかもしれんがめげずにやり続けて5年ほど経てばそれ相応の形にはなるだろう。

 

ろんほん:もし仮に、危機をまるで感じず放置していたらどうなるのでしょう?

 

易さん:その組織は根本から崩れ去るだろう。企業なら倒産。というよりこの期におよんで危機感ゼロならもうアウトだよ。

 

ろんほん:そうですよね。ありがとうございます。

 

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【ろんほんの後記】

 

この記事を書いていて思い出したのが「言われたらやめりゃいいんだよ」という言葉。明らかにルールを逸脱している方法なのに、その方が楽、その方が得る果実が大きい、という理由で事を進めようとする場面に何度か出くわしたことがあります。その際私が「それ大丈夫なの?」「別の方法にしたほうが良くない?」と切り出したところ言われたのが先の言葉です(なおその言葉の後「お前は真面目すぎる」「杓子定規」などと続くこともありました)。

それダメだよと指摘されたらやめる、結局悪いことと分かっているのに外部からの注意、指摘待ち。ああ、これが積み重なって自浄作用が無くなってしまうのだなと書きながら思いました。

もっとも、あまりに守りすぎるのも良くはありませんが、、、見極めが肝心ですね。

 

いつもありがとうございます。