順序?そんなもん知らねぇよ・9と10 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。
























髪を撫でるこの手が優しくて

もっとそうしてて欲しくて



重い瞼に 抵 抗 した




「…どうしたの?」


「明日…」


「手術だね」

「ん…」

「眠ってる間に終わるから」




それで、そのまま目覚めないってか




「会えてよかった

…好きだよ」



好き

好きだ

好きだよ



大好き…



眠りに落ちるまで繰り返し言われた言葉は

呪文のような子守唄に変わり



脳へ、刻まれた










「おめでとうございます」

「…はぁ」

「傷もほんの1センチ程度ですので、すぐに見えなくなりますよ」

「…へぇ」

「こちらの都合で長引いてしまった入院費に関しましては、きちんと手続きをした後に返金させていただきますので」

「…どうも」

「次の検診の際も保険証をご持参ください」

「…はい」

「お大事になさってください」




退院した



手術の翌日

実にあっさりと
















10




ここと駅を往復してるバスを、一人で待つ



ぴょんと跳ねてみた



…どこも、痛くない



覚悟を決めてしっかり聞いた術後の説明は拍子抜けもいいとこで

不審なところも不明なところもなく


世間でよく聞く内臓の炎症だった



「なんなの…?」



医者も、看護師も、普通に笑ってた



俺の人生の終わりはどこへ消えたんだ…?




見送ってくれると思っていた撫で肩は、最後まで姿を現さなかった










検診までの一週間



頭にはあいつが居た

身体にも…あいつが居た




「ン…ァン…ン…」



あいつの 手 、あいつの 舌

素 肌 に 触 れ る 指 と 髪



一人で ス ル のに 全 裸 とか 恥 ず か し い にも程がある



でも、あいつが 脱 が す から




「ンッ…ねぇ…もっと…」




後ろは…


あいつじゃないと届かねぇ










「はい、順調です

傷も綺麗ですね」


「…ありがとうございました」



違和感のない日常だった

恐らく、本当に完治したんだろう




「あの…」

「はい」

「研修医の名前って…教えてもらえますか?」



帰り際、受付で聞いた
















つづく