AU・5-2(再↑) | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。











「大野さん!」

「ん~」

「振り向いてください!」

「ん?」



キッチンに向かっていた大野さんが、不思議な顔で振り返った



「振り向けば、必ず俺が居ます、ちょっと…こんな情けない姿ですけど…

それでね、前を向けば他のメンバーが居ます、今の先頭は潤くんかな、翔さんはいつものペースで、相葉さんは心配性だから時々振り返ってくれてます」



ポジションを交替しながら、みんながみんなを支えてる


嵐って凄いよね



ってゆーか、こんなことわざわざ言わなくても分かってる


後ろに居るのは俺だけで、それが少し寂しくて、当たり前なこと言っちゃった




「ニノ」


「…はい」


「ほら見て、全部すっきり


その証拠に術も出来るよ」


「…え?術?」

「忍法、分身の術!」



腰を…高速で左右に振ってる



「俺がっ…揺れてっ…たくさんに見えない?!」

「…見え…ます」

「んふふ~ また強くなっちゃうなぁ~」



ぺちんと腹を叩いて、キッチンへ入っていった



「ははっ…分身って…あはは…」



ほんとに元気になったみたいだね






「じゃな」


「気を付けて」


「そういえば、ここに来るときめっちゃ星出てた、あとで見てみて」


「うん」



遠ざかる足音からは濁音が消えていた


ボタンの連打もない




「またここへ、休みに来てくださいね」




今日もきっと、守られていたのは俺のほう



あなたはまた一つ強くなるんだろうけど

俺もいつか、あなたを守る人になるからね





















終わり




こちらのお話は A I さんの楽曲『 み ん な が み ん な 英 雄 』を参考に書かせていただきました。


最後までお付き合いくださいました皆様、ありがとうございましたm(_ _)m