LOVEDOLL・98-2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。











二人を 繋 いだその場所は

焦がれて止まなかった幸せの園



…和也

…はい、旦那様



…私は幸せだよ



…俺も、幸せです













朝の香りが漂う



「…和也」



意識が 無 くなるまでこの胸に 抱 きしめていた身体を探す



「…和也…和也?」



だが、そこにも、腕を伸ばした先にも、見付からない



まさか…




「和也っ…和也!」



一人で寝ていた布団を飛び起きて、廊下へ駆け出した


庭を横切って和也の自室を開ける



「和也!……居ない…」



どこだ…

分からない…



私から離れて…どこへ…?




「契りを結ぶことだけ…」



それだけでもう…満足であったのか?



「まだ…もっと先にも幸せが…あるんじゃないのか…」



このような寂しい朝があるだろうか



やっと手に入れた幸せは

たった一夜で、この腕から消えてしまった













「旦那様?」



聞こえた音



「おはようございます

早いお目覚めでござい…わっ…ぅわぁー!!」



なにも確かめずに

そこへ一直線で駆けて、抱きしめた

















つづく




明日の更新、一時間遅れます。