君の手を・36-3 ダメなのに… 決めたのに… 嬉しくて、気持ち良過ぎて 心と身体が、俺の進みたい方向から離れて どんどん流されていく… 「……俺も…大野さんの……舐めたい」 自分の口から出た言葉に 自分が一番がっかりする 俺はもう狂ってる…? 大切にされるのも、突き放されるのも、震えるほど怖いくせに なんでこの人を求めるんだよ… もういい加減にしろよ もうやめろよ 俺が行きたいのはそっちじゃないんだってば…