こんなにも喜べる自分がいることに驚いた。
2003年の日本一を最後に、優勝から遠ざかっていたホークス。
2004年のシーズンを最後に
親会社がダイエーからソフトバンクに替わってからも、
そこそこの戦力はあるものの、
どこか盛り上がらない戦い方で終わるシーズンが続いていた。
特にここ数年は、“毎年恒例” となっていた終盤での失速。
変わらずホークスファンであることは言うまでもないのだけれど、
チームの成績の下降とともに、
そして事あるごとに発言してきたユニフォームのカッコ悪さが続くとともに、
かつての燃えるような “ホークス愛” は自分の中に見えなくなっていた。
最近では、ホークスの勝利をそれほど喜ばなくなっていた。
ホークスの敗戦をそれほど悔しがらなくなっていた。
試合を見ていても、ホークス選手のプレーに一喜一憂しなくなっていた。
シーズン終盤に上位にいても、
「どうせまた落ちていくからな・・・」と、
盛り上がることもなく、客観的で冷めた目で見るようになっていた。
そして、ファンとしてあるまじきことかもしれないが、
実はこのまま優勝して欲しくないという複雑な気持ちもあった。
優勝してしまうと、ユニフォームデザイン変更のタイミングを失うから・・・
「このユニフォームになってから勝ってない」 というのが、
ユニフォームを変える最も有力な理由になるはずだから・・・
(理解できないという方がほとんどだろうけど・・・・笑)
今シーズンも、ほんの数日前までそうだった。
またどうせ落ちてくんでしょ。
そんでクライマックスシリーズで負けるんでしょ。
申し訳ないが、そう思っていた。
ここ数年のホークスは確かにそうだったから。
だが、今年は違った。
宿敵ライオンズを3タテ。
逆マジックが点灯。
そしてマジックを2から1に減らした25日。
あっ、あれっ?
もしかして・・・・
ここまで来て初めて、はっきりと 「優勝してほしい」 と願った。
随分と久しぶりに、ホークス愛が湧き上がるのを感じた。
26日、福岡ドーム。
ホークスの安打に、得点に心から喜んだ。叫んだ。
自然と拳に力が入った。
被安打に、失点に、心から悔しがった。嘆いた。
ホークスの3回表の攻撃中、
ライオンズの敗戦が福岡ドームのスクリーンで知らされた。
一瞬の静寂の後、ざわめき、そして歓喜に沸くドームのファン。
そして、僕。
選手時代からあまり感情を表に出さない秋山監督が、
ベンチでガッツポーズをし、珍しく表情を崩した。
そういえば、秋山監督の笑顔を久しぶりに見た気がした。
「あきやま~!ありがとう~!!」
そう何度も叫んでいた。
いろんな感情が交錯したが、いちばん大きくこみ上げてきたのは、
「ありがとう」 だった。
“ホークス” に、感謝。
福岡にホークスを残してくれた孫社長に感謝。
せめて・・・・ いや、ユニフォームのことは今シーズンが終わるまで封印しよう。
ありがとうホークス。
目指せ日本シリーズ出場。
そして日本一!






