妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

「ボス・・・本気ですか?」

執事としてのポーカーフェイスを崩してはいないものの、注意深くハンドルを握りながら後方を気にする潤の声色にもほんの少しの動揺が滲んでいる。

「・・・ん」

その段階でようやく目を覚ましたN宮は、すぐには自分が置かれた状況を把握できない様子で呆然としていた。

けれど、

「・・・離せ!」

やがて現状を理解した彼は一瞬体を硬直させたものの、すぐに智の手から逃れようと身を捩る。

しかし薬の作用で思うように力が入らないN宮は、智の腕の中に囚われたまま。

智は無言でN宮のパンツの前を開け、そのまま指を硬く張った股 間部分に侵入させるとアンダーパンツの外からやわやわと刺激を与え始める。

その刺激を受けて、

「・・・あ!・・・っ・・・あぁ!!」

N宮は声にならない悲鳴を上げて大きく体をしならせると、ビクビクと痙攣し始めてしまった。

「・・・瞬殺だな」

それがたとえ治験で使用された薬の影響であったとしても、この段階で既にN宮のプライドはズタズタだろう。

アンダーパンツには吐 精された白い液体で怪しげなシミができ、N宮は俯いたままで動くこともできないらしい。

さらに非情な出来事がN宮を追い詰める。

「・・・嘘っ」

上擦った声で言い、信じられないといった様子でN宮が見つめる先では吐 精したばかりのペ ○ スがまた反応を始めていたのだ。

「凄い薬だな」

智はN宮を腕に抱いたままでクスリと笑うと、そして智はA葉に視線を向けて、

「・・・キミは? 大丈夫?」

そう問いかけるとA葉は半泣きでコクコクと頷いてる。

「・・・そうか、ちょうどいい・・・潤・・・屋敷に帰ったらA葉くんの相手はお前がしてやれ」

智からの突然の宣告。

「ボス・・・それは命令ですか?」

さも当然のように言い放たれた言葉に、潤が慌てたように智の方へとルームミラー越しに視線を送った。

「うん、それからS井くんの治験の邪魔をしてしまうことは本意ではないから、サンプルとデータをとることも忘れずに」

智の言葉にA葉は潤に縋るような視線を向けるも、

「・・・承知しました・・・A葉雅紀、お前の相手は私らしい・・・諦めて大人しくしていろ」

A葉の必死な無言の訴えは潤の一瞥だけで却下された。