妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

「・・・潤?」

 

「でも今日は・・・無理だよぉ・・・結局は風呂だってお湯浴びただけだし・・・その・・・しょおくんっ?!」

 

背後から潤の股間に鎖で繋がれた右手を伸ばした翔、潤が咄嗟に体幹を左サイドに捻って逃れようとするも無駄な努力だった。

 

「・・・お前だって反応しかけてるじゃん」

  

翔が抑揚のない声でそう呟くと、潤は顔だけでなく首や胸元まで真っ赤にして更に俯く。

 

緊張で引いていた血液が、翔の熱い指先に触発されて下半身に向かって集まりつつあるのを感じて潤は狼狽え身動ぎすらできずにフリーズした。

 

風呂でのぼせた潤のため、強めに設定されているエアコンの運転音が急に耳につく。

 

今はカメラは回っておらず自分たちしかこの部屋にいないのだという事実を今更のように意識した翔と潤。

 

2人きり・・・この空間には他に誰も存在しない。

 

その事実を認識した瞬間から翔の理性は徐々に崩壊し始めていく。

 

テレビ映えを意識して戯れることはあっても、こんな風に密着するのは2人にとっても初めての経験。

 

同時に潤の羞恥心も暴走を始めていて手錠で繋がれている以上は術はないにも関わらず、翔の腕の中から逃げ出そうともがき始める。

 

けれど先に説明したように既に背後を取られ翔がその気になればヘッドロックだって可能なこの状況で、潤が逃げ出すことは99.9%不可能なことだった。

 

案の定、潤の抵抗を華麗にスルーした翔は後ろから抱きすくめる形のままゆっくりと潤の身体に愛撫を施し始める。

 

・・・背後から回された翔の左手が、潤の胸元を弄り、

 

「しょ・・・っ!」

 

なんの膨らみもなく平らなその部分に在る小さな突起を弄ぶ。

 

既に少し反応しかけていた胸のその部分を指先で摘まんで軽く引っ張ると、

 

「あっ・・・っ!」

 

顎が上がった潤の口から声にならない吐息が漏れて、それが耳に届いた瞬間に翔の理性は脆くも崩れ去った。

 

胸への愛撫はそのままで右手を滑らせた翔は、その中心の昂りを優しく握り込む。

 

「い・・・や・・・だ」

 

言葉では争ってはいるものの既に潤のそこは軽く勃ち上がりかけていて、それを確認した翔は己の下半身が熱い昂りを宿したことを自覚する。