妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

 

「え・・・何万人もいる観客の前で平気で服脱ぐ潤くんが照れてる」

 

「・・・特殊すぎる状況ですからね、Jもメンタル的に疲れちゃいますよね」

 

「翔くんは平気そうだな?」

 

「だって、2人揃ってメンタル豆腐だったら話に何ねーじゃん」

 

「・・・ごめん」

 

「・・・潤くん、急に可愛くなっちゃったね」

 

「ほら、J・・・服を着ましょう・・・こっちを通して・・・なるほど、こういう仕組みですか」

 

「へぇ・・・そうやって使うのか、便利だな」

 

「(ス)お取り込み中失礼しますが、もう現場に着いたので手錠は外して大丈夫ですよ?」

 

「もぉ・・・それ、早く言ってよね?」

 

「え、このまんま出たら面白くね?」

 

「・・・え?」

 

「「「・・・・・・」」」

 

「あっ、そう言えば聞きましたよ?BBQの件」

 

おかしな空気感になったことを素早く察知したニノが、自然な流れで話題を変えつつスタッフから鍵を受け取って解錠した。

 

ちょっと不満げな翔を横目に、潤は左手首を撫でながら赤面したまま俯いてしまう。

 

「(ス)はい。食事の準備はなかなかの難題でして、でも毎日外食だと録れ高の問題が出てきてしまいまして」

 

「それで俺たちが緊急参戦ってことか?」

 

「めっちゃ楽しそう!合宿思い出しちゃうね?」

 

「それで日曜日の夜ってことになったんですけれど。全員のスケジュールの擦り合わせの結果です」

 

「張り切って参加するし♪」

 

「食材の買い出しとかどうすんだよ?この2人をこの状態じゃ連れていけねーだろ?」

 

それこそ大騒ぎになるとO野が断言すると、

 

「(ス)・・・そうですねぇ・・・大人の力で・・・以下自粛」

 

と、スタッフが不穏な言葉を口にする。

 

「・・・あまり一般の方々のご迷惑をおかけするわけには・・・ね?翔さん?」

 

「ん・・・まぁ、TV番組の企画じゃねーんだし、ある意味で身内のお遊びみたいなもんだからな」

 

「でもさ、マネキンの時みたく早朝か、それか閉店直後とか・・・30分だけでもいいから無理かなぁ?お店のスタッフさんは最小限で大丈夫だし」

 

「(ス)いえ、むしろ嵐さんがお買い物に行くなんて言ったら、早朝だろうが居残りだろうが参加希望者殺到しそうです」