妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。
「でしょ?だから、これで正解なの。とりあえず今日はピザ取ることになったけど」
「スタッフも一緒に食べる?」
「(ス)いえ、我々は仕事ですからお気遣いなく」
「ま、食べてる姿を見られるのも緊張するんだけどねぇ・・・あ、置き配完了の通知来た。しょおくん、取りに行くよ?」
「オッケー♪腹へったぁ」
「それにしても下らない企画だよね?これで需要なかったら俺、泣くわ」
「ほんっと、くっだらねーよな?」
2人は慣れない様子で鎖に繋がれたままブツブツ文句を言いつつ、それでも指示に従うようになったのは彼らが大人になった証なのだろう。
これがデビュー後数年の時期だったら、まず潤が盛大に反発して大変なことになっていたに違いない。
Lサイズのピザ2種類とサラダ、コーラとサイドメニュー。
ザ・ジャンクな食事がテーブルを埋め尽くし、初回限定版の特典映像撮影などで慣れているらしき2人は、カメラを軽くスルーして食事を開始した。
「・・・うめー!」
「ちょっとしょおくん!急に動かないでくれる?コーラ溢すところだったじゃん!」
「マジでめんどくセーな?!」
「面倒だからこそ協力しないと!しょおくんが動くと俺の左手も持って行かれるってこと自覚してね?」
「分かったよ!ほら、イライラせずにお前も食え!」
「ちょっ・・・!」
慣れない左手で動作が緩慢にならざるを得ずイラつく翔が、潤の口へと強制給餌のようにピザをつっこむ。
反射的にそれを噛みちぎってモゴモゴしている潤に満足げな表情を浮かべた翔が、残りを口へと運んだ。
「もぉ・・・しょおくんってば」
「ナニ?もっと食べさせて欲しいって?仕方ねーな?」
と、何故かSスイッチが入ったらしき翔がニヤリを笑うと、咄嗟に潤が逃げの体勢に入って鎖がピンと引っ張られ、
「おまっ・・・あぶねーな!繋がってんだから逃げられる訳ねーんだよ・・・諦めろ」
翔が力任せに鎖を引くと、
「・・・しょおくん?!」
よろけた潤が翔の胸に飛び込むような形で倒れ込んだ。
(スタッフ)「きゃー」ゲット(@心の声)。
「無茶苦茶しないでよ・・・!」
「お前が逃げようとするからだろ?!」
翔の様子に逆らうことを諦めた潤、その潤と翔の口の間をピザが忙しく往復する。
なくなったら次、そしてまた次の1枚・・・というように。