妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。
「ふ・・・あっ・・・ん」
舌を絡め取られクチュクチュという水音が響く中、A葉の手はS井スーツてシャツのボタンを器用に外し、肌けた衣服を割って腹部をヤラシく撫で回し始める。
そしてそのまま手が上に這い、胸にある突起へと到達した。
S井は抵抗する力を失いつつあるも、なんとか最後の力を振り絞って声を上げた。
「ヤダって・・・言ってるだろ・・・っ」
けれどその声は弱々しく掠れていて色気を含み、逆にA葉を煽ることとなっていることにS井本人は気がついていない。
結果、A葉はさらに激しく舌を絡めS井から呼吸そのものを奪っていき、軽い酸欠も手伝ってS井の意識は朦朧としたものへと変化していく。
S井から正常な思考を奪ったA葉はキスを仕掛けたままで胸にある小さな突起を愛撫し始める。
「はぁ・・・っ・・・ん・・・あっ・・・ぁ」
指先で弾くように刺激したり、優しく摘んだり引っ張ったりする度にS井はピクピクと身体を震わせた。
次第に下腹部に熱が集まり始め、熱に浮かされたS井は自分の思考が鈍ってくるのを自覚する。
それでもなんとか理性を保ちつつ抵抗を試みたS井、しかしとうとう力が入らなくなり脱力する。
完全に抵抗できなくなったことを悟ったA葉はようやく唇を離し、どちらのものとも分からない銀糸が伸びてプツリと切れた。
S井の顔色は紅潮し目はトロンとしていて、いつもの帝王さながらの姿はカケラもない、しどけない姿。
涙目で呼吸を荒げるS井を見てA葉はさらに興奮したのか、突然S井の逞しい首筋に噛み付いた。
「うぁ・・・っ・・・雅紀っ・・・やめ・・・っ!」
S井の哀願にも似た訴えを軽くスルーし舌全体で舐め上げ、時折強く吸い上げる。
「あっ・・・あ・・・あ・・・っ・・・!」
痛みですら今のS井にとっては快感へとすり替わり、我慢できない甘い声が唇から溢れ、A葉にされるがままになっていたS井がこのままじゃダメだと必死の抵抗を試みる。
「ヤメろ・・・っ・・・嫌だ・・・!」
繰り出された右ストレートは虚しく空を切り、含み笑いのA葉の手に軽々と受け止められてしまった。
余裕でS井の拳を受け止めたA葉に今度は耳に息を吹きかけられて、耳たぶを甘噛みされる。
「・・・んっ・・・あ・・・ぁあ」
A葉から与えられる全ての刺激が甘い疼きになり、それが蓄積されたS井の下半身を容赦なく攻撃する。
そしてそのまま耳の中まで舐め回されて、また身体の奥底からゾワゾワとした感覚が這い上がってきて、もう本当にS井はどうすることもできなくなって体の力を抜いた。
・・・無理っ!
何だよ・・・何でこいつ・・・こんな俺の扱いが上手いんだよ・・・?
*****
これくらいならオープンでも許されるよ・・・ね?