妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。
カズに更に追い討ちをかけるべく唾液を絡ませた舌で舐め上げると、その動きに比例して2人の先端から溢れる蜜の量が多くなり、智が手掌で擦り上げるたびに怪しい水音を放つ。
「あっ・・・あ・・・!智っ・・・ヤダ! も・・・イク・・・っ!」
漸く両腕が智の首に回り、しがみ付くように力を込めたカズの腰が欲望の赴くまま淫らに揺れるのが視界に入り、
「ヤベェ・・・俺ももう限界・・・」
そう答えると同時に、2人の先端を親指の腹で円を描くようにして刺激を与え、そして動きを早めて扱き上げると、
「・・・あぁぁっ!」
「・・・カズ!」
同じタイミングで共に互いの欲望が弾けて飛び散った。
カズの上に崩れ落ちるように覆いかぶさった智と、その智の重さを感じながら幸福感に包まれたカズ。
2人は暫くの間、肩で息をしながら呆然としていたけれど・・・先に我に返った智がゆっくりと身体を起こし、まだ熱に浮かされているようなトロンとした表情のカズの額に軽くキスをした。
そして自分の掌にベッタリとついた2人分の白濁をティッシュで拭い取りゴミ箱に投げ入れる。
「・・・智・・・僕・・・恥ずかしいです」
「今日はこれくらいにしとこう・・・今日は・・・な?」
智はカズの顔の横に両手をつき、その顔を覗き込みながら意味ありげに微笑むと、その意味を察したカズが智の視線から逃げるようにサッと顔を背けた。
けれど、それは決して拒絶的な意味合いではない、単純にカズの羞恥心から起こった行動であって、智だってそれは理解できている。
「・・・やっと手に入れた・・・もう離さないからな?」
そう告げる智の笑顔はどこまでも優しくて穏やかで・・・完全に恋人に向けるそれであり、カズは智の頬を両手で包み込むと、
「絶対に・・・離れませんから」
そう言って、カズは自分の唇を智に寄せた。
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