妄想小説です。BLの意味が分からない方&不快に感じる方はブラウザバックでお願いします。
そう、智の身体は健康的な成人男子のもの。
日曜的にどんな現象を引き起こすのか・・・考えるまでもない。
それは生理的な欲求の一つであり自然現象の一つでもあって現状、不意打ち的に反応するその部分を鎮めることができるのはカズ自身しかいないわけで。
智の身体で悪戯をしているような感覚にカズは罪悪感を覚えると同時に、表現しがたい甘美な秘密を共有しているような気分になっていた。
けれど、今回ばかりは少しだけ事情が異なっていて。
カズは今・・・智の姿を見て性的な興奮を抱いてしまったのだ。
「・・・嘘・・・ちょっと・・・待って」
すっかり狼狽えてしまったカズ、鏡の中の智の表情・目の色にもカズの感情が色濃く反映されていて、カズは慌てて浴室を飛び出してドライヤーもかけないままでベッドの中に潜り込む。
「・・・っ・・・あ」
意識しないようにと考えれば考えるほど、その部分に感じる疼きは存在感を増していき、罪の意識から触れることすらせずに熱を逃そうとするカズをどんどん追い詰めて行く。
「・・・ぁ・・・っ・・・ん」
息が詰まるような感覚、右手を中心部に伸ばしたくなる情動を下唇を強く噛みしめて必死で耐える。
無意識に下半身をベッドマットに押しつけ、腰を揺らしたくなるのををエビのように背中を丸めて逃しながら、気がつけばカズはボロボロと涙を流していた。
僕は・・・O野さんに・・・惹かれているのですか?
・・・この身体は・・・彼のものであって、僕のものではなくて。
けれど鏡に映る智の姿、それは今は自分の姿であるにも関わらず。
鏡の中で真直ぐに向き合うその智の視線に・・・カズの感情は大きく揺さぶられ、それはもう・・・スルーできないくらいのレベルになっていた。
・・・僕は過去の自分の姿すら思い出すことすらできないけれど。
けれどきっと・・・O野さんと入れ替わる前の僕だって・・・自分の熱を解き放つことくらいはしていたはず。
カズは震える右手を熱く昂るそれに添え、ゴツゴツと骨張った彼の手で包む。
太くて硬いそれを上下にしごくように動かすと、
「あっ・・・っ・・・あ・・・ダメ」
智の手の感触はカズにとっては未知なる感覚とでも表現すればいいのだろうか。
まるで精通を迎えたばかりのまだ幼く敏感で繊細な思春期のような。
・・・そんな風に感じるくらいにカズにとっては強烈なものだった。
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アメ限にするか悩んだけれどこれくらいなら許してもらえるよね・・・?