妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

 

櫻井くんってさ・・・キャスターだから凄く声も良いんだけれど・・・その、ぶれない瞳っていうのかな・・・視線がね。

 

なんて表現すればいいのか分からないんだけれど、男前なんだって思う。

 

あの櫻井翔と一緒にシャワー浴びてるんだと思ったら本気で恥ずかしくなって、思わず背中を向けた俺に、

 

「何でそんな緊張してんだよ・・・てか、潤って綺麗なケツしてんのな」

 

揶揄い口調でそんなことを言われて動けなくなる。

 

そうだよ、櫻井くんってば俺と同じ性癖・・・。

 

身の危険を感じて、身体の向きを戻して後退ってシャワーブースの透明ガラスに退路を阻まれた。

 

「ちょっと、そのまま動くなよ・・・ブースの外からガラスで押し潰された潤のケツ、鑑賞してくるからさ♪絶景だろ?」

 

やることなすこと・・・全部裏目に出るっていうのか、櫻井くんに翻弄されて訳が分かんなくなって。

 

「なんなの!櫻井くんってば変態なの?!」

 

まぁまぁ失礼なことを叫んだ俺に気を悪くした風でもなく、

 

「男なんてこんなもんだろ?」

 

爆笑している櫻井くんには全く勝てる気がしない。

 

「最低!」

 

「分かったから、さっさとシャワー浴びて可愛いケツ、隠した方がいいんじゃねーの?」

 

「もう、煩い!」

 

まるで男子高校生みたく大騒ぎしながらシャワーを終え、櫻井くんの白いTシャツとグレーのスウェットを借りて・・・髭剃りと歯磨きも済ませてリビングにあるソファに座った。

 

櫻井くんは上下黒のスウェット姿で冷たいボトルの水を冷蔵庫から出して俺に手渡し、自分も豪快に1本飲み干していた。

 

・・・気が付いてみれば、立派なマンション。

 

独り暮らしで何部屋あるの・・・うわ、景色もめっちゃ綺麗・・・タワマンの上層階じゃん、ココ。