妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。
既にリンゴは歪な形になっていて・・・この状況だと翔くんの指も危険だけど、剥いている野菜や果物の可食部が小さくなってしまう懸念もある・・・そうなると不経済だし。
「練習すれば大丈夫だって」
「ダメ、心配だから」
俺が首筋に軽くキスをすると、
「お前!そうやって構ってくるから集中できないだろ?!」
・・・この初心な反応を見る限り、ガチで翔くんってば童貞なんじゃない?とか思わざるを得ない。
そんなこと言って凹まれたら困るし、思っても口には絶対出さないけれど。
そんな翔くんが可愛くて、愛おしくて。
長年、想いを拗らせていた分・・・そのコントロールが難しい。
家事が苦手な新妻みたいに可愛すぎる翔くんをそのままベッドへと連行して・・・俺たちの関係は少しずつではあるけれど前進していた。
翔くんはキスにも慣れ、その他の愛 撫的な行為に対する緊張感も少しずつ緩んでいるように見える。
最初は頑なに拒んでいたけれど、脚を広げて俺の身体を受け入れてくれるようにもなった。
「翔くん・・・力抜いて」
けれど、やっぱり後ろはね・・・その部分に触れられる嫌悪感も手伝ってか、なかなか進展できずにいる。
実際、翔くんがどういう感覚なのかは彼の反応から伺い知ることしかできない。
キスしたり、首筋とか耳とかを甘やかしつつ、指を忍ばせると息を詰めるようにして、それから身体の力を抜こうと努力していることも分かっている。
それでも、その部分は随分と柔らかくなり、俺の指の侵入を歓迎はしていなくても拒むような感じでもなくなっていた。