妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

 

・・・俺のことは放置で大丈夫、お傍に置いていただければ後は上手に対処できます。

 

・・・なんて言葉で伝えることができたら楽なのに。

 

それができないから、俺は行動を以って自分の意思をサトシ様にお伝えすることにしました。

 

・・・どうしよう、怒られるかもしれない。

 

そう思いながら、俺はゆっくりサトシ様に近づいて。

 

床に膝を突けてソファに座るサトシ様と視線を合わせて・・・そのまま軽く彼の唇に俺の唇を押し当てました。

 

「ちょっ・・・お前は」

 

慌てて唇を拳で拭ったサトシ様の綺麗な瞳を、じっと見つめて返事を待つ。

 

やがてサトシ様が項垂れて、周囲で囃し立てる3人の言葉に反撃することもなく。

 

「・・・分かったよ」

 

そう呟いたのを合図に、マサキ様は優しい微笑みを俺に向けてくれました。

 

それは多分、言葉を理解できないと思われている俺に対しての【OK】サインなのだと思います。

 

俺はサトシ様の言葉で状況を理解できたけれど・・・直ぐには反応せずにマサキ様の笑顔を確認してから。

 

心からの笑顔を贈ると、サトシ様は困ったうような表情をして肩を落として・・・もう・・・そんな、諦めモードみたいな顔はヤメテください。

 

俺のこと・・・嫌いじゃないでしょ?

 

って言えたら、どんなに楽しいのかな?

 

そんなやるせない気持ちを心の奥に閉じ込めて。

 



本編はこの辺りです。