妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

「な・・・んだよ、コレ・・・」

 

12畳ほどの洋室・・・窓のない部屋。

 

一人で住むには十分だと思えるスペースがあるこの場所・・・中央付近に3人掛けの黒い革張りのソファが扉に背を向けるように、その左側に2人掛け用がL字型に設置され、開いた空間に鏡面のように磨かれた大理石のセンターテーブルが置かれている。

 

右側に壁付けでキングサイズのシモンズのベッド、扉から見て正面・・・壁一面がスクリーンになった・・・シアタールーム。

 

そのスクリーンでは、俺のソロ部分ばかりを集めたらしき映像が延々と流れている。

 

グルリと見回すと、薄暗い室内であるにも関わらず、美術館の展示用照明のように残りの3方向の壁がライトアップされ、そこには・・・壁一面に重なるように写真が・・・俺の写真・・・なのか?ここに貼ってるの全部?!

 

優しく微笑んでいるもの、カメラを真っ直ぐ見据えたもの、視線を外しているもの、スーツ姿、私服、衣装、雑誌、パンフ、オフショットに隠し撮りしでもしたのか撮られたのか記憶にすらない写真まで。

 

余りの衝撃にへたりこんだ。

 

衝撃が強すぎて吐き気すらしてきた。こいつ・・・おかしくなってやがる。