妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

「おー、ついにやったか」

 

「ニノちゃん、おめでとう」

 

2人並んで屈んだJと相葉さんが『ぱちぱち』と小さく拍手をしていて。

 

「え、相葉さんも知ってたの?」

 

相葉さんが同じ反応だったことに驚いた様子のJがそう聞くと、

 

「ニノの気持ちはね。リーダーの方は判断しかねてた。翔ちゃんも知ってるよ」

 

手を叩きながら答えてて。

 

「そっか。何だよ、俺ら3人揃って見守り隊やってたわけか」

 

「うん、とにかく良かった」

 

2人でハイタッチしている。

 

えっと・・・。

 

「妙な考え起こしてるってわけじゃなかったんだな。安心したよ」

 

Jが俺の頭を撫でると、大野さんの顔を見つめた。

 

いつになく真剣な表情に、一瞬、嫌な予感がした。

 

「・・・J?」

 

俺が名前を呼ぶと、一瞬だけ視線をこちらに流してリーダーに戻す。

 

「あのさ、リーダー。俺、リーダーに言わなきゃいけないことがある。相葉さんも聞いてくれ。実は、3年くらい前から・・・俺、ニノを抱いてた」

 

Jの言葉に、大野さんの身体がピクリとして、俺を抱き締める腕に力が入る。

 

俺は『自分で説明しなきゃ』と思うものの、どうにも考えが纏まらなくて、縋るような気持ちでJを見ることしか出しなかった。 

 

相葉さんも『え?』と言った様子でJのことを見ている。