妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。
残されたのはメンバー5人。
ニノ1人がソファに座らされ、3人が取り囲むように見下ろし、俺は少し離れた位置からその様子を見ながら
「どうしたものか?」
と、考えを巡らせた。
3人の怒りは尤もで…しかし、ここは俺がリーダーとしての役割を果たさなければいけない場面だ。
俺と同じく小柄なニノが身体を更に小さくして俯いていた。
「あの…みんな」
俺が言いかけると、
「リーダー、今回はさすがにニノを甘やかすのはナシな」
腕組みをした松潤から先制攻撃をくらい、翔ちゃんと相葉ちゃんの冷たい視線が同時に飛んできて、俺は口を噤まざるを得なかった。
「なぁ、お前どうすんの?」
松潤が屈み、俯いて震えるニノの顎を乱暴に掴んで上げた。
「…ごめんなさい」
松潤の視線に捕まり、消え入るような声で漸く謝罪の言葉を口にしたニノに、
「ねぇ、ニノ?ごめんさないで済む状況じゃないんだよ、既に」
「どうしたらニノちゃん、お行儀よくなるのかな?考えなくちゃね」
翔ちゃんと相葉ちゃんも屈んで、呆れ顔でニノを見つめていた。俺が口にする言葉はいちいち却下された。