妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。

 

 

 

しかも、エ/ロ可愛いフェロモン撒き散らすから、人前には出したくなかった。アルコールをコントロールできるようになるまでは・・・と考えていたのに。

 

この前なんて、冬季限定のバッカス一箱で顔を火照らせ、二日酔いにすらなっていた。

 

それなのにビール?ヤバいヤバい。

 

・・・相葉ちゃん、やってくれたな。触るし、酒は飲ませるしで要注意人物だな。

 

怒り心頭なニノからガン無視された俺は、部屋の片隅で壁に向かい、膝を抱えて座った。

 

「リーダーの背中、哀愁漂ってんな」

 

「智くん・・・・・」

 

背中に突き刺さる2人の視線が痛い。

 

2人の秘め事を暴露した俺が悪いから、人前での飲酒の禁を破ったニノを一方的に責めることもできない・・が。

 

悶々としていると、

 

「リーダーぁ・・・・どこ?」

 

先ほどとは真逆な、ニノの鼻にかかった甘い声が聞こえた。

 

嫌な予感がして振り返ると、壁に身体を預けて今にも崩れ落ちそうなニノが、潤んだ瞳で俺を探していた。