糸球体ってなんだ?
ノムラ薬局店長のにのです。
台風!
すごい雨ですね。
ここまでの雨だとは思わなかった・・・
誰もお店に来ません(泣)
そんな感じで久しぶりにブログ更新です。
■糸球体ってなんだ?
前回の記事で腎臓にある「糸球体」(しきゅうたい)について触れましたね。
そこで今回は「糸球体(しきゅうたい)」についてもう少し詳しく知っておきましょう。
え?
「そんな小難しい器官について詳しくなってどうするか」ですか?
いえいえ!
とても大事なところなんです。
この「糸球体」のことがわかると腎臓の大切さが分かります。
腎臓の大切さがわかると、きっと糖尿病の怖さがより鮮明になると思います。
というわけであなたの健康のために読んでみてください。
まず、糸球体と言ってもわかりずらいので「毛糸の玉」をイメージしてください。
手芸屋さんなどに売っている毛糸をくるくる巻いたあの玉です。
これが糸球体。
そして毛糸が血管にあたります。
ちなみにこの毛糸玉、腎臓の中に約100万個もあると言われています。
すごい!たくさん!
さて、この毛糸の中を血液が巡っていて、何かがジワ~としみだしていると思ってください。
このしみだしているのが「尿」です。
そして毛糸の表面をよ~くみると「網目状」になっています。
なるほど、この網目からしみだしているんですね。
さて、このしみだした尿の中には
「タンパク質」
「赤血球」
「白血球」
「ミネラル」
などの物質が、入って・・・
いません!
大切なものですからしみださないんです。
基本的に大切なこれらの物質よりも毛糸の網目の方が細かいのです。
だから通過しないで毛糸の中を流れていきます。
そして毛糸玉の中をぐるぐるまわってまた体の中に戻っていきます。
ではしみだした尿には何が入っているか?
老廃物、つまりゴミです。
老廃物(ゴミ)は網目より細かいので外に出ます。
なるほど、うまくできています。
これが正常な状態。
ところが!
この毛糸の網目がある理由で大きく裂けてしまう事があります。
それは高血糖状態が続いたり、糖尿病になってしまった時。
この状態になると毛糸の内側は傷つきます。
傷つくと網目が裂けていってだんだん大きくなります。
すると、本来網目を通らない大切なものが老廃物と一緒に毛糸の外にしみだしてしまいます。
あああ~もれていく~
これが前回お話しした「ろ過機能が落ちる」ということ。
体に必要なものが出ていくので、体は不調になります。
そしてさらにこの状態が続くと「尿」が作られなくなるそうです。
そこまで行くと「人工透析」が必要になるわけです。
糸球体が弱るということは腎臓が弱るということ。
そしてこれはとても困るんです。
そしてその原因に「糖尿病」という存在があるのです。
ちなみに糖尿病かどうかの簡易検査のめやすで「尿」に「たんぱく」が出ていないか、というものがあります。
尿にたんぱくが出るという事はつまり腎臓=糸球体の働きが弱っているという事。
糸球体が弱るということは「血糖値が高いんじゃないか」と疑われる、ということですね。
尿にたんぱくが出ているかどうかは薬局で売っている「尿検査紙」で簡単に測る事が出来ます。
気になるけど病院にいくのはちょっと…という方はまず尿検査紙を使ってみてもいいかもしれません。
では今回はこの辺で!
★「糖尿病」基礎知識★
患者数720万人。
予備軍を合わせると2000万人以上と言われている「国民病」のひとつ。
糖質の摂り過ぎにより、体の中の「糖質」量のコントロールが出来なくなることで色々な問題が出る病気。
「血糖値」や「ヘモグロビンA1c」といった指標が用いられる。
また、心臓や脳の血管、腎臓の病気につながったりと様々なリスクも秘めている。
■にのがいるお店
ノムラ薬局豊田北口店への道のり
↓ ↓ ↓
http://www.nomura-ph.co.jp/toyodakitaguchi.html
■ノムラ薬局ホームページ
↓ ↓ ↓
■にのが贈るメルマガ「にのマガ
」の登録はこちら!
↓ ↓ ↓
http://www.mag2.com/m/0001253110.html
■お問い合わせ、ご相談はこちら
↓ ↓ ↓
TEL:042-583-6262
■直接話しにくい場合はメール相談でも!
(件名「二宮宛」として下さい)
↓ ↓ ↓
toyodakitaguchi@nomura-ph.co.jp