「血糖値」が高くなると具体的にどうなるか?
ノムラ薬局店長のにのです。
ようやく猛暑もひと段落です。
・・・なんて33度くらいでほっとする自分もどうかと思いますが(笑)
でもほんとに一時期の昼間はオーブンに焼かれているようでつらかったデス。
それに比べればねぇ・・・
さて、今回も糖尿病のお話です。
■「血糖値」が高くなると具体的にどうなるか?
血糖値が・・・
・ずっと高いままになる
・変動の波が激しい
となると、まずいです。
どうしてまずいかというと・・・
「糖化」を引き起こし、全身の老化を引き起こす。
さらに進行して「糖尿病」を発症すると、最終的に死に至るような合併症を引き起こすかも。
しかも自覚症状が出にくい!
だからまずいんです。
といったところまでお話ししました。
今回は糖尿病による「高血糖状態が具体的に何を引き起こすか」のお話です。
まず高血糖、つまり血液に糖分がたくさんあると「糖分の多いドロドロの血液が血管を傷つける」かもしれませんし、「血管を硬くしてしまう」(柔軟性を失わせる)かもしれません。
血管が固くなって柔軟性を失うとと何が悪いか、ですか?
ゴムホース、わかりますよね?
庭に水を撒いたりするアレです。
ゴムホースが古くなるとどうなりますか?
固くなってしまいますね。
そして最終的に・・・ひび割れて水が漏れ、使い物にならなくなります。
血管も同じです。
破裂してしまいます。
心臓で破裂したら?
脳で破裂したら?
怖いですよね!
そういうわけで血管が柔軟性を失うとまずいのです。
さて、今回注目したいのは、この「糖分が多い血液」が、大切な器官である「腎臓」に悪影響を与えるということ。
そもそも血液には「細胞に栄養や酸素を運ぶ」という役割があります。
そして栄養を運んだら、代わりに不要になった「老廃物」を細胞から受け取ります。
血液はこの老廃物をもって腎臓まで運び、腎臓で「老廃物をろ過」してもらうのです。
ろ過してもらった血液はキレイになり、再び酸素や栄養を運ぶわけです。
(ろ過された老廃物は尿と一緒に体外に排出されます。)
腎臓の中には「糸球体」(しきゅうたい)という細かい血管で出来た「ろ過装置」がたくさんあるのですが、この血管が、高血糖により硬くなったり、傷ついてしまうと働かなくなり「ろ過機能」が低下してしまうのです。
ろ過機能が低下すれば、排出されるはずの老廃物は再び血液が持ち運ぶことになります。
汚れた血液が体をめぐるわけですから体にはよくありませんよね。
さらに高血糖の影響は腎臓だけにとどまりません。
神経細胞に酸素・栄養がいきわたらなくなって「神経障害」になってしまったり、「白血球」の働きを低下させ、感染症にかかりやすくなったり・・・
どうですか?
怖いでしょ!?
と今回はこんなところで終わりにしておきましょう。
ではまた!
★「糖尿病」基礎知識★
患者数720万人。
予備軍を合わせると2000万人以上と言われている「国民病」のひとつ。
糖質の摂り過ぎにより、体の中の「糖質」量のコントロールが出来なくなることで色々な問題が出る病気。
「血糖値」や「ヘモグロビンA1c」といった指標が用いられる。
また、心臓や脳の血管、腎臓の病気につながったりと様々なリスクも秘めている。
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