今日は 富良野圏域教育振興議員連盟 で中富良野学校(9年制義務教育学校)を見学させていただきました。


学校の見学の前に、中富良野町教育長から学校設立にあたり数年も続けてきた検討の内容やその過程でできたコンセプトの話を聞きました。
そこには、子供たちにどんな教育を提供するのかという事が明確に書かれています。そして、それを絵に描いた餅にしないように具体的な方法が示されています。
学校はとにかく書ききれないほど理にかなったつくりなのですが、学校の中のあちこちに椅子やテーブルが配置された「広場」や「階段下」などがあります。先生達もミーテイングに使ったりしますが、子供たちの居場所になる場所です。子供たちが学校の中で居場所と言えば自席だけなのを解消したい。子供たちにも色々な居場所が必要なのです。
学校の中に不登校の子供たちの居場所も作り、町内の不登校の子ども達(ぎみの子も含む)の大半が通っているというのも驚きです。ここで注目したのは、大手の学習教材・学習支援をしている会社と契約をしており、何年生からでも学びなおせるように準備しているという事です。そう、もし何らかの理由で半年、1年学級から離れたとしても、いつでもまた学びなおし始められるのです。
誰も取り残さないという事が具現化されています。
総合(いわゆる社会教育のようなもの)に専門の先生を配置して学びを広げているし、総合を3年生から9年生までつながりのあるものにしていく等、一貫している方針を持っています。
先生の負担が増えすぎたり、学校で学ぶべきことは学べるような体系的な整理もされています。
いわゆる6年生の修学旅行では、北大の外国からの留学生と英語でオリエンテーションを行い「英語が必要だけど、使えない」という経験をしてもらい、英語の学習のモチベーションにしてもらうなど、随所にしっかりした方向性が見られます。
そして、外部の民間の人の考えや意見を取り入れてより良い物にしていこうという事です。地域つくり協力隊員を使って総合を進めたり、学校図書館のシステム化や夕方5時半まで開放するなども素晴らしい試みでした。
そしてどの学級にも、生徒が書いた目標や課題が張り出されています。何か行事だけでなく、今の生活目標などもありました。まさに、キャリヤ教育という感じでした。
施設や建物のすばらしさや解放感は特筆すべきものですが、何より中富良野の教育というものがしっかりあり、それを実現している現場に驚き、感心した時間でした。



