脳障害、脳管障害の問題。

 

下図は、横軸血圧、縦軸10万人当たり死亡人数です。

 

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東海大学名誉教授大櫛氏の資料

 

年(80代)をとると血圧が高い方がいいということが分かります。

 

70代も血圧が高い方が僅かにいい。

 

つまり、高血圧で寿命が短くなることはないのです。

 

血圧低いと脳梗塞、

 

血圧高いと脳出血、

 

となる違いは出てきます。

 

日本の厚労省が出しているデータは、年齢と性別を無視したデータで130を高い方の基準にしているのですからメチャクチャです。

 

年とれば誰もが死ぬのですから、年齢を無視したデータは役に立たちません。

 

例えば、「高血圧だと減塩しないといけない」などは、科学的な根拠がありません。

 

日本人は、欧米時に比べて塩を摂った方がいい。

 

1日15グラムとい言われています。

 

海産物に恵まれた日本人の5万年の歴史で作られたDNAです。

 

塩については、日本人が慣れ親しんできた塩田でつくった塩が最良です。

 

しかし、手間がかかりコストがかかります。

 

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1971年、安く作れる、イオン交換膜でつくる塩(塩化ナトリウム99%以上の過精製塩)に切り替わりました。

 

精製塩は電気的に分離するので、99%以上ナトリウムだけの成分となります。

 

天然天日(塩田方式)だと塩化ナトリウムは35%で、体に必要な海中にあるカリウム・カルシウム・マグネシウムも摂れます。

 

塩と血圧は無関係ですから、塩も醤油も使って下さい。

 

血圧は、年齢プラス90が理想とも言われます。

 

60歳なら150、70歳なら160、80歳なら170、90歳なら180です。

 

しかしながら、180以上になると注意が必要となります。

 

年をとると血管が老化(硬く・細く)するので、血圧を上げて体を維持することが自然の状態です。(以前の投稿で解説済み)

 

では、何故こんな馬鹿げた健康情報が蔓延したのかといえば、利権です。

 

金儲けだけのために高血圧で恐怖を煽り続けてきたのです。

 

現代の高血圧130上限(制限)で、高血圧剤関連の市場が3,000億円から1兆5,000億円になったのです。

 

製薬会社、厚労省、医療機関のみならず、大手メディアまで莫大な広告収入が入るので加担しています。

 

さらに、高齢者で「血圧が高いと自立度が高い」というデータもあります。

 

自立度とは、日常生活を自分の力で送ることが出来る人です。

 

”健康”というのは、大手メディア(テレビ・雑誌・新聞など)の情報に惑わされることなく、自らが真摯に学ばなくてはいけません。