小麦は、健康に良くないのか。

 

その理由は歴史から考察するべきでしょう。

 

ヨーロッパで、小麦は始まっています。

 

野生の小麦が存在したのは、紀元前8400年頃と言われています。

 

野生の小麦が、遺伝子の変異が起こり、人間の食用としての小麦が大量に採れるようになった。

 

今の小麦は、野生のものとは違う、人間の手をかけて育てるものに変わった。

 

小麦粉を粉にすると”粘り”がでます。

 

これがグルテンです。

 

デュラム小麦は、グルテンの含有量が高い。

 

パスタや西洋の麺です。

 

江戸時代まで、日本民族の食についての統計調査はない。

 

明治政府が調査すると、北海道から九州まで、日本人は小麦を1%も摂ってないことが分かっています。

 

炭水化物は、50.2%、米から摂っていた。

 

30%が粟・稗。

 

残りが芋や雑穀です。

 

小麦は、乾燥で雨が降らない気候が必要で、日本の瀬戸内海では米の2毛作で小麦を作るのに適していた。

 

米と雑穀と大麦は収穫時期が違い、一年中食に困ることもなかった。

 

それが、日本人にとっての小麦の歴史(概略)です。

 

その小麦に含まれるグルテンについての詳細について、興味ある方は過去投稿をご覧下さい。

 

私のnoteに 「小麦は食べてはいけない」という論への、明確な科学的結論」という投稿があります。

人間の遺伝子や身体は、何万年の歴史を経て作られるものです。

 

気候も生活環境も全く違う欧米の食物が日本人の「健康に良い」かどうかは、真摯に考えてみる必要がある。

 

日本人が欧米の食生活を取り入れて150年ぐらいですが、ほぼ様々な医学的、科学的な事実は判明してきました。

 

日本人の食の原点である、四季と自然に恵まれた豊かな”和食”が健康の維持・増進に適正であることは、間違いのない歴史的な事実です。