適正な体温は、何度でしょうか。
結論は、35.8度から37.2度です。
真ん中が36.5℃。
普段の生活から36度台であれば、白血球の力があり病気は治ります。
36度以下の体温なら、白血球の働く力が弱いために、熱を出して戦うことになります。
そうした時に、治療として熱を上げる工夫が必要で、横になって暖かい部屋で布団に入り温めることです。
昔ながらの”湯たんぽ”もいいでしょう。
カイロは小さすぎてエネルギー量が不足します。
今は、こんな湯たんぽもあります。
こうして身体から熱を出すと、38度ぐらいで汗かくので、こじれた風邪も治ります。
解熱剤で熱を下げると長引くことになります。
熱を出せば1日〜2日で治る風邪が、3日〜5日かかる。
熱が出やすい人は、自分の力ですぐ治せます。
家庭での床暖や電気毛布の利用は、押さえ気味ならいいでしょう。
人は、適度に忙しい生活をすると体温は上がります。
穏やかに暮らすと体温は下がります。
熱というのはエネルギーですから、ミトコンドリを活性化したり増やすことが必要になります。
しかし、仕事や家事で、超忙しく頑張りすぎると”低体温”になり病気になります。
家でテレビなど見ながら穏やかに暮らしすぎると、更に”低体温”になります。
無理も楽も、低体温での病になります。
一番大切なことは、無理もラクもやり過ぎないことです。
60歳を超えた辺りから、ミトコンドリアが急速に減少してゆくので、若い頃よりも生活習慣に工夫が必要です。
年取ってからの、健康のための運動も、若い頃のような激しい運動(エクササイズ・筋トレ・マラソンなど)すれば低体温になります。
早寝早起きは健康にいいのですが、その理由は遅くまで起きていると免疫力が下がるからです。
風邪の原因になるウイルスは、非常に小さなものです。
ウイルスは 細菌の50分の1程度の大きさ。
風邪の時に使うマスクの穴は、250倍〜17倍の大きさですから、ウイルスは容易に通過します。
細菌は自分で栄養をとりますが、ウイルスは細胞を持たないので、人間の細胞の中で増殖し生きるのです。
風邪の原因は、80%~90%以上がウイルス感染です。
風邪予防のために、手洗い、うがいが大切なことは言うまでもありません。
外出先では咳をすれば嫌がられますが、咳をすると身体の熱が上がるから風邪にも効果がある。
解熱剤と同様に、”咳止め”などは使ってはいけません。
近年、やたらと”癒し”や”リラックス”を求める傾向にありますが、元々活動的に運動しない人が、楽(ラク)しすぎると能力低下で病気になります。
子供が冷房なれすると、寒すぎて体温調整能力が落ちることになる。
そうすると、常に体温が低下し別の危険性が出ます。
子供であれば、日中日に当たり活動的にすることが健全な発育には大切です。
食生活でも、人間は自分の不足するものを察知する能力があります。
「肉を食べたい」「塩っぱいものを食べたい」などの時は、思うがままに食事を取ることが必要です。
そうした能力で、自然に体温も適正に保たれていると考えるべきです。
ただし、「甘いもの」は”満腹”を感じることがなく、麻薬のような快楽物質(ドーパミン)の影響で過剰に摂り続けるために、本能のままに食べていると命に関わる危険があります。(糖質は「甘いもの」から摂らなくても、米など他の食物で摂れるので、全く問題ありません)