遺伝子組み換えとは英語ではGenetic Modification、つまり遺伝子操作です。

自然の中でも遺伝子は変化していきますが、この技術は人為的にたとえばクモの遺伝子をヤギにとか、魚の遺伝子をトマトにとか、バクテリアの遺伝子を大豆になど、自然界で起こらない遺伝子操作を強制的に行うものです(他の生物の遺伝子を組み込まず、RNA-iと呼ばれる方法で特定の遺伝子を抑制する遺伝子操作も含まれます)。 

この遺伝子操作を日本では遺伝子組み換えと呼んでいるため、遺伝子組み換え問題の訴えに対して、自然でも起きている遺伝子組み換えを否定するのか、という混乱が起きることがあります。


しかし、遺伝子が親から子へと受け継がれる縦の遺伝子の継承と変容と、遺伝子組み換え企業が行なう異なる生物間の遺伝子操作とは明らかに異なるものであり、前者からは発生しない予想不可能な大きな問題が起きる可能性が指摘されているものです。 


現実に遺伝子組み換え食品の割合が非常に高い米国では遺伝子組み換え食品の出現と共にガン、白血病、アレルギー、自閉症などの慢性疾患が急増しています。


この事実だけから遺伝子組み換えの有害性を断言できるわけではないですが、危険の可能性は十分指摘できるでしょう。


現在、行われている遺伝子組み換えを使った農業では農薬耐性遺伝子組み換えと害虫抵抗性遺伝子組み換えの2つが多くを占めています。


その中で農薬耐性遺伝子組み換えとは農作物を特定の除草剤をかけても枯れないように遺伝子組み換えしたものです。




遺伝子組み換え大豆への農薬空中散布(アルゼンチン)

 

 遺伝子組み換え企業はこの技術により除草剤の使用量が減ると宣伝しました。


しかし、実際には除草剤の使用量は逆に増えてきています。


その原因は除草剤をかけてもなかなか枯れない雑草が出現して、年々急速に広まっているからです。


さらに撒かれた除草剤は地下水を汚染します。


地下水を飲料水など生活用水として使う周辺住民の健康被害が生まれています。


アルゼンチンのコルドバ州イトゥザインゴ・アネクソではガンがアルゼンチン平均の41倍も発生し、白血病、肝臓病、アレルギーなど深刻な病気が報告されています。


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以上、アトランダムに引用しました。


こういった問題に、我々はどう対処するのか。


それは、大きな力で、


法律や巨大企業を変えることよりも、


消費者個人でも出来ることがあります。


それは、遺伝子組み換え使用物を


「買ってはいけない」ということです。


遺伝子組み換えは、


明らかに経済優先・利益優先のために


開発されたものです。


利益がなければ、開発はしません。


利益の元はというと売上高です。


その売上高をつくっているのは、


消費者の購買です。


つまり、買わなければ、


利益は出ないのです。


利益が出なければ、


使用をやめます。


つまり、消費者が賢くなることなのです。


少なくとも、日本国内では、


遺伝子組み換えは行われていません。


一つの選択肢は、国内産の使用です。


とはいえ、国内加工品では、


表示義務の無い遺伝子組み換えは、


混入している可能性は高い。


あるいは、外食産業は、


表示義務がないので確かめようがない。


そうして考えると、


遺伝子組み換え表示の義務化と


改正は必要となります。


この問題は、日用品の分野でも同様です。


・口から入る毒(危険な化学物質)


・吸引による毒


・経皮吸収による毒


などを、いかに最小にするかが、


消費者としての選択であり、


何よりも、そういったことを学ぶことが必要です。


現代の生活では、


食物の危険や、


環境の危険は、


われわれ消費者が学ばなくては、


自身の健康と安心と安全を守れないのです。


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