環境を守る

一般にキッチン用合成洗剤を使うと、台所の排水溝にヌメリがたまります。

その原因は、合成洗剤の中にある化学物質に有害なものがあるからです。

ヌメリというのは「細菌」と「カビ」です。

こうした雑菌・カビが、食器や料理を汚染させてしまい、

食中毒を引き起こしてしまう恐れもあるのです。

さらに、 合成洗剤の中には、

環境汚染に大きな影響のある化学成分が使われています。




家庭用合成洗剤には、アルキテール硫酸エステルナトリウム（ＡＥＳ）、

ポリオキシエチレンアルキテーテル（ＰＯＥＲ）が使用されているものがあります。

ＡＥＳは、ヒフ刺激性や眼粘膜刺激性がせっけんよりだいぶ強い。

生分解性（微生物によって分解される度合い）もせっけんより悪く、

河川の微生物や 魚などに与える影響が大きい。

ＰＯＥＲは、せっけんに比べると、急性毒性はかなり強い。

また、生分解性が悪く、魚への影響が大きい。

かって、横浜市で 団地内を流れる川で、

コイが大量に死んでいるのが発見された。

その原因はＰＯＥＲであることが分かった。

つまり、このような毒性合成物質のある

合成洗剤は環境汚染の原因になるのです。

しかも、魚などの動物に悪影響があるのです。

さらに、危険なことは、毒性合成物質が体内に経皮吸収されてしまいます。

毎日使い続けるものは「安全・安心」なものを使用しなくてはいけません。

それは、環境のためでもあり自分自身の健康のためにも。

世の中、環境汚染を喜んで受け入れる人は一人もいません。

しかし、自らが環境汚染しないように努力している人は少ない。

つまり、批判はするが自らは何もしてないのです。