ダイエットすることは、欲望との戦いです。


私が、若い頃、友人の医師から聞いた方法を、何十年も続けています。

その医師は、当時ダイエット本のベストセラーも書き、女性誌にもよく登場していました。

その友人のことを凄いなぁと思ったのは、ダイエット相談の時の会話にあります。

初診の最初の質問が、

「どうやってダイエットしたいですか?」

と聞くことなのです。

それって、凄いことです。

巷のダイエット方法って、その会社のものを売らんがための、理屈を並べ立てるものばかりです。

「どうやって?」と聞かれた時の女性の返答は。

「グルメなので、美味しいもの食べながら、痩せたいです」

「夜の仕事なので、深夜に食事しても、痩せたいです」

「スイーツ好きなので、楽しみながら痩せたいです」

等々。

その希望条件によって、ダイエットの最良の方法を、選択するのです。

私は、

「社会に出て、デスクワークで運動量も少なくなるし、中年太りになってゆくから、特別なことをしないでダイエットしたい」と尋ねました。

友人の回答は、二つありました。

一つは、一日二食にする。

私の場合は、朝食を抜く。

もう一つは、乳製品を食べない。

欧米型の食事をしない。

たったこれだけのことを、何十年も続けているのです。

結果ですが、20代の体重より15キロアップです。

しかし、体脂肪率・BMIは、基準内です。

それは、このダイエット法のおかげです。

一日二食は、何故いいのか?!

理由はいったってシンプルです。

人類の最も古い祖先は、約700万年前から、人類は一日一食か二食だけだったのです。

つまり、三食になったのは、明治維新以降です。

150年ぐらいしかたっていない。

三食になったのは、生活のスタイルが変化したからです。

特に、電灯(電気)の利用により、日常の活動時間が長くなってきたことによります。

それから、世の中が豊かになって、あれも食べたい、これも食べたいと、

「足るを知る」ことを忘れてしまったからです。

人類の遺伝子でいうと、一食か二食で身体を維持できるようになっているのです。

結局は、食品の摂取カロリーと消費カロリーの関係が大切です。

三食して、
摂取カロリーを調整するというのは、なかなか難しい。

しかし、二食にしたら、
摂取カロリーを気にしないで、食事が出来るのです。

二食にすると、余計に太ってしまうという論理もあります。

あるいは、朝ごはんを抜くと、身体に良くないともいいます。

結果、何十年も習慣化してきて、現状の健康体と体型なので満足しています。

何よりも、デスクワークの時に、頭脳が明瞭になり、仕事に集中できます。

血流が、胃に行かないで、脳に集中できるからでしょう。

ただ、ガテン系の仕事や一日身体を激しく使う方は、朝食でカロリーを摂ることは必要かも分かりません。

それから、朝から絶対に水分補給はしなくてはいけません。


もう一つは、乳製品を食べないのは、何故いいのか?!

これも、歴史をひも解けばはっきりします。

日本人が、乳製品を本格的に食べ始めたのは、明治時代以降です。

これも、わずか150年の歴史です。

日本の原始人食で推奨されているものは主に以下7種類でした。

①肉類(脂肪分をなるべくカットする)②魚介類③野菜類(ジャガイモは除く)④海藻類、キノコ類⑤果物類(バナナ、ブドウ、マンゴーは除く)⑥日本の発酵食品(乳製品は除く)⑦タマゴ

すなわち西洋文化の本格的な到来以降、乳製品生活になったのです。

乳製品は、身体を大きくするために必要なものです。

だから、欧米人は身体が大きいのです。

日本人男子は、明治維新の平均身長
158CMから、現在171CMまで伸びています。

これは、
西洋の文化の影響で食生活や生活様式が変わっていったからです。

西洋と日本の食生活の決定的な違いは、乳製品にあります。

アジアの旅も多いのですが、現地の伝統的な料理は、ほぼ乳製品はありません。

欧米に行くと、よく見かける光景は。

娘は、モデルのようで、

母は、相撲取りのようになっている。

これは、身長の伸びが止まる成人になっても、乳製品の食生活から抜けられないからです。

近年、日本食が世界的にブームになっていますが、その本質はダイエット出来るからです。

摂取カロリー低いことと、乳製品を摂取しない食事だからです。

牛乳・チーズ・ヨーグルト・バター・練乳・クリーム等

を食べない。

しかし、私の場合、絶対に食べないのではありません。

お付き合いやデートで、欧米の食事は、よくします。

しかし、自分で選べる時は、乳製品のない食事、和食・アジア料理中心にしています。

ダイエットの本質は、人それぞれ。

自分に会った方法を見つける。

そして、美しいぽっちゃりを目指して、恋活・婚活に励むことが大切です。

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