「gift」上・中・下

 著者 : 一ノ瀬ゆま
 出版社 : 幻冬舎
●個人的ツボハマり度 ★★★★★
●ジャンル  ディープ系
●エロ度 ★★
●個人的呟き(注意!ネタバレ)
 
白石頸✖︎御子柴宥
 
一巻を読んで衝撃が走った作品。
上と記してあったので続きモノだとは思ったんですが、レビューがあまりも良くて全巻揃うのを待てず読んでしまい次巻発売までが相当長く感じました。
どの巻も分厚く読み応えがあった。
 
育った家庭環境から頸は痛みも熱さも感情も分からない、PTSDによる失感情症をともなう失体感症。
そんな頸が徐々に変わってく様が、ストーリーに引き込まれた理由だと思います!
 
"希望は たとえ中途半端でも必ず足元を照らすものです"
この言葉の通り頸にとって宥は希望で大切で大切で、感情が分からないのに宥に惹かれていく頸が凄いと思った。
 
変な団体に捕まって宥の元へ帰れない頸。
なんか訳の分からん団体が出て来て、え?そっち?そっちに行く?!滝汗思うたのを覚えてます真顔
 
 
団体が宥に何もしないという約束で自らナイフを腹に刺す頸。
そのままで待っている宥に会いに行く頸。
真っ赤な薔薇の花束に見えたけどそれは真っ赤になった腹部で、頸を助けたい一心で助けを叫ぶ宥…泣けました😭
 
痛みを感じるようになった頸は埋もれていた感情の発露が始まって泣き叫ぶシーンには心が痛かった😢
感情の発露が出てから2人が抱き合うシーンにも泣けました。
 
 
父親にゲイであることを頑なに隠していた宥が、頸が好き過ぎて付き合ってることを父親に話すシーンも良かった。
"お前がしているのは悪いことか"の父親の問いに
"…いいえ…!"と答える宥。
"なら罪人のような態度はよせ(途中端折って)一人前が手前で決めたんなら親の顔色なんか伺うんじゃない堂々と居ろ"と言う父親。
 
 
そして、最後はBLの王道キラキラ
 
最後のシーンの頸が笑ってる姿めっちゃ良い笑顔です!😊
 
まだお読みでないなら読んどいて損は無い作品だと思います!いかがですか?キラキラ
 
お読みいただきありがとうございました!🙏