Borea Tiziana Terenzi EDP 2019年


調香師 Paolo Terenzi

メインアコード
・ホワイトフローラル
・フルーティ
・スイート
・バニラ
・ココナッツ

持続力
★★★☆☆ 普通

拡散力
★★☆☆☆ 弱め

女性的★★★★★
ユニセックス☆☆☆☆☆
男性的☆☆☆☆☆

ノート
トップノート
ココナッツ、アーモンド、ペアー、プラム

ミドルノート
チュベローズ、ジャスミン、フリージア、ローズ

ラストノート
バニラ、ムスク、モス、サンダルウッド


メインの香料目立つ順に

チュベローズ、ココナッツ、アーモンド、バニラ、ペアー


年齢

10代から上は何歳でも


季節

春夏秋向き


時間

昼夜問わず

オフィス・学校使用可能


こんな人にオススメ

・甘すぎないココナッツフローラルをお探しの方

・癒されるような南国リゾートスパ系の香りをお探しの方

・夏の毎日香水として


美が魂を喜ばせる香りのアート

ボレアは癒しのフローラル


ティツィアーナ・テレンツィはイタリアのニッチフレグランス


祖父の代からキャンドルメーカーを家業とし

その流れを組んで2012年に香水ブランドを立ち上げたテレンツィ姉弟


姉のティツィアーナはジュエリーデザイナー

弟のパオロは調香師兼プロのミュージシャンで法学、哲学の学位を取得し科学、物理学の研究者でもあります


ああ、だからティツィアーナ・テレンツィのボトルはあんなに素敵なんだなぁと腑に落ちましたし


香りに独特のドラマがあるのも弟の多彩なバックグラウンドから成せる技なんだと思いました


さて、今回はボレア

ニッチフレグランス特有の強烈さはなく

癒されるような優しい南国系フローラルでした


トップノートはペアー&プラム全開

シロップみたいに甘いフルーツ勢と、甘すぎずコッテリしすぎないココナッツウォーターのような香りと

香ばしいアーモンドから始まります

すでに南国系フローラルのチュベローズが奥底から感じられます


しばらくするとチュベローズがセンターに

ジャスミン、フリージア、ローズはうまくブランドされておりどれがどれかわからないほど調和して溶け合っています

南国のホテルのスパでマッサージしてもらっているような

極楽リラックスな香り


ラストはバニラを中心にお風呂上がりの肌のような優しい香りがしてフィニッシュ

攻撃性ゼロ!癒しがスゴイ!


総じて癒されるフルーティフローラル(うっすらココナッツバニラ)でした


広告は


※出典元 ピンタレスト


うわーん、広告なし。

ニッチフレグランスは本来「マーケティング度外視の調香師が作りたいものを作る」がテーマなので

女優やスーパーモデルを起用した広告がないのが一般的


このボトル、このボックス、この香りに全て集約されているんでしょう