Fucking Fabulous Tom Ford EDP 2017年


調香師 Shyamala Maisondieu

メインアコード
・アロマティック
・レザー
・バルサミック
・バニラ
・ウッディ

持続力
★★★★☆ 長め

拡散力
★★★☆☆ 普通

女性的★★★★☆
ユニセックス★★★★★
男性的★★★★☆

ノート
トップノート
クラリセージ、ラベンダー

ミドルノート
レザー、ビターアーモンド、オリスルート、バニラ

ラストノート
レザー、トンカビーン、カシュメラン、アンバー、ホワイトウッド


メインの香料目立つ順に

レザー、アーモンド、トンカビーン、クラリセージ、ラベンダー


年齢

20代後半から上は何歳でも


季節

オールシーズン


時間

昼夜問わず

オフィス・学校不向き


こんな人にオススメ

・アロマティックなユニセックス香水が好きな方

・トンカビーンの香りを纏いたい男性

・自他認めるファッショニスタや香水中上級者に


こんな香りに出会ったことない!

ファッキンファビュラス!と思わず言ってしまいそう


星の数ほどある香水…

年々フランカー(シリーズもの)が乱発と言えるほど次々と新作発表され

売れないものほ淘汰されて廃盤になっていく

スピードが加速していく香水ビジネス


こうも香水の種類が多くなると

どうしても似たり寄ったりで

〇〇とかぶってしまう問題が出てくるのはもはや仕方のない現象だと思います


かく言う私も「〇〇に似た香り」とブログの記事にしています


一般人の私ですら似ている香りをすぐに思い出せるほど

似ている香りが多く世に誕生しているということ


ただ、、このファッキンファビュラス

「ん?!なにこれ?!」(良い意味で)と言わざるを得ないほど


今までに嗅いだことのない香りでございます


こんなの初めて!と香水マニアを言わせることこそ、この香水の最大の功績


トムフォードのプライベートラインのラベルも

ゴールドではなく、白

他のどんなトムフォード香水とも違うと暗にアピールしているようです


思わず「ファッキンファビュラス!」と言わしめる香りは…


トップノートは驚くほど軽やか

アロマのスプレーのように爽快なハーブの香りからスタート

スッキリとしたクラリセージと男性的なラベンダーから始まり、メンズ寄りのユニセックス香水といったところ


そこからミドルノートで本領を発揮

単なるアロマティック香水ではなく

どっしりとしたレザーとスイートなバニラ&トンカビーンが苦×甘を形成


ここで言いたいのは

レザー×甘い香料というのは量産型レザー香水によく多様される方程式でありきたりになりがちですが、ファッキンファビュラスはアロマティックなトップノートが消えないのです

レザー×バニラトンカにグリーンなアロマは一見ケンカしそうですが

この不協和音がファッキンファビュラスの唯一無二の香りを作り上げています


ラストはレザーと重厚感のあるアンバー、トンカビーンとウッディな調和の取れた香りでフィニッシュ


クラリセージラベンダー→レザー×バニラトンカ×グリーンアロマ→レザー×トンカ×ウッディといった香りの変化でした


広告は


※出典元 ピンタレスト


ベビーピンク×黒の相反する色同士の配色は

不協和音を香りにしたようなファッキンファビュラスにぴったりです


一点の曇りなき完璧な美しさより

一見完璧でも一点の欠点とも言える不調和が

「その人らしさ」として強烈な印象を残すことを

ファッキンファビュラスが教えてくれます