風呂の文化がない欧米人は、体臭対策の一つとして香水をつけるようになったと言われている
彼らの香水消費量は
日本人の比ではない
フランスに住む友人は
一夏で、夏用に買った香水(フルボトル)使い切るというのだから驚き
いったい何プッシュしているんだ?!
つけすぎると「香害」と言われる日本だが
欧米ではつけすぎという感覚すらなく
彼らにとって香水をつけるからには、さりげなさやほのかさではなく
「主張できるくらい」がデフォルトで
すれ違ったら残り香が漂って
見えない「香りの道」ができているような香らせ方をする
人とすれ違ったときの残り香は楽しい
海外に滞在したときの楽しみの一つで
日本ではそれが少なくて(しかもマスクしてるから)さみしい
とはいえ、たまに『見えない香りの道』をつくって行く人がいる
最近
20代半ばくらいの若いお嬢さんで
ハイヒールを履き、思いっきりおしゃれして
ココマドモアゼルをはっきりと香らせて、
香りの道を残してすれ違って行かれたのがとても嬉しかった
なぜなら、ココマドモアゼルはシャネル自身を体現するような攻めた香りで
とにかく自己主張を煮詰めて濃縮したような香水だから
私は、お嬢さんに心の中でGo Girl!とエールを送ったのでした
日本でも夜のお出かけくらいは
見えない『香りの道』ができるくらいはっきりと香らせてもいいんじゃないかなぁ