2021年
調香師 Dominique Ropion, Anne Flipo, Fanny Bal
メインアコード
・ウォームスパイシー
・ホワイトフローラル
・ウッディ
・シトラス
・パチュリ
持続力
★★★★☆ 長め
拡散力
★★★★☆ 強め
ノート
トップノート
ブラッドオレンジ、ジンジャー
ミドルノート
チュベローズ、ピメントリーフ、ジャスミン
ラストノート
パチュリ、サンダルウッド、ベチバー
メインの香料目立つ順に
チュベローズ、ブラッドオレンジ、ジンジャー、パチュリ、サンダルウッド
年齢
20代から上は何歳でも
季節
秋冬向き
時間
夜向き
オフィス・学校不向き
こんな人にオススメ
・魔性の雰囲気を纏いたい方、セクシーな夜用香水をお探しの方
・チュベローズの香りが好きな方
・ジンジャーのスパイシーな香りが好きな方
ランテルディ=禁断の香りがホットなスパイスと出逢ったら…
内に秘めた情熱がほとばしる香り
オードリーヘップバーンのために作られた
元祖ランテルディ
オードリーが大変気に入って
「私以外は使用禁止よ」と言ったことから
ランテルディ=禁止・禁断という名前がつけられた
オードリーの、オードリーによる、オードリーのための香水でした
現在のランテルディは元祖とは異なる香りに2003年と2018年に二度リニューアルされていて
元祖の原型を留めていません
↓現在のランテルディオードパルファム
蜜のようなチュベローズがスイート
妖艶な香りが
現代の女性を虜にしています
今回はルージュ版
血のようにディープな赤のボトルは
一度見たら忘れられないほど鮮烈で
しかもこんなに濃い色なのに透き通っているのに心奪われてしまいました
漆黒のインテンスも持っているのですが
香りが少し異なるので購入に至りました
インテンスはミルキー
ルージュはピリリとホットな香りです
違いは後日詳しくお伝えするとして
ルージュのレビューに参りましょう
トップノートは目が覚めるようなジンジャーとフレッシュなブラッドオレンジから始まります
オレンジとジンジャーってとても相性が良いですね
鮮烈なジンジャーのホカホカとホットな香りが今の季節に最高なのではないでしょうか
すぐに主役のチュベローズも現れます
バブルガムのようなチュベローズでとても甘いです
ミドルノートに入ってもピリリとスパイシーなのはピメントリーフ(唐辛子の葉)でしょう
ジンジャーに唐辛子と、辛いスパイスをこれほどまでに美しい香りにするなんて、巨匠と超売れっ子調香師3人がかりでクリエイトしただけあります
スパイシーはミドルノートまで
以降はバニラのように甘いサンダルウッドとチュベローズがまろやかに香ります
ジンジャーオレンジ→スパイスとチュベローズ→サンダルウッドとチュベローズ
といった香りの変化でした
広告は
ランテルディインテンスと同じで残念
シリーズもの出すなら広告も新しいものを拝みたいものです
香水ファンあるある言いたい
「シリーズものの広告が同じもの使い回しだと
萎えがち」
広告はデザイナーズパフュームの醍醐味でもあるからね
さて、広告は残念ですが
透けている赤ボトル
燃えるような香りには大満足です
スパイシーといっても難解なスパイスは使われていません(アラビアン過ぎたり、インド料理屋の厨房になったりしない)ので
スパイシービギナーの方の入門としても
相応しいと思われます
衝動を後押しするように突き動かす
ランテルディルージュの熱のある香り
3度目のデート香水に
魔性の香りを纏っていざなってみては?