20代後半でラヴィエベル、ラニュイトレゾァ、フラワーボムなど
現代的な激甘×パチュリにハマった私
パチュリの苦味こそ、甘さを引き立てるのだと開眼したのをきっかけに
「ケーキが歩いている」ようなグルマン愛好家でしたが、香水らしいパチュリの苦味を愛せるように
30を前にしてフレグランスIQが上がったのでしょう
お子様嗅覚から大人の洗練された嗅覚に引き上げてくれたのは
シャネル、ゲラン、ニッチフレグランスの香水達でした
30代前半
■シャネル ココマドモアゼル
これほど印象深い香水はありません。
特大パチュリとシトラス→フローラルを経て甘さ控えめのバニラとトンカビーンに落ち着きます
香りの全方位網羅している完璧な香水でいて、唯一無二なユニークさとパワフルさを兼ね備えています。
マドモアゼル=お嬢さんではなく「ココ」マドモアゼルです。つまりシャネル自身ということ。なるほど、名前に負けず劣らずな香りなわけです。
■シャネル チャンスオーフレッシュ
グルマン一辺倒の20代から考えられないほどキレのある香り。今でも私の夏の定番です。
ボトルも大好き。
オリジナルのチャンスもパワフルで最高ですが、こちらはチャンスのユニセックス版といえるシャープさで、オフィス香水としても優秀。男性にも推せる!
■ゲラン ラプテットローブノワール
「大人過ぎるゲランの若返り大作戦」商法にまんまと乗せられた30になりたての私、
キンキンに甘いチェリーをアーモンド、紅茶、リコリスでトーンダウン
中毒性のある香りで私のグルマン好きが再熱!
綿あめとベリー×パチュリのインテンスも大当たり
のちにモンゲランと出会い、新作からヴィンテージまで、ゲラン香水沼へ落ちていくのでありました
ちなみに、はじめて買ったゲランは20代前半で
■ラブリーチェリーブロッサム
でした
■ジョーマローン ヴェルベットローズ&ウード
20代の頃はローズ自体あまり好きな香料ではなかったのですが、ローズ×ウードの美しさに価値観がひっくり返りました。プラリネ(チョコレート)が入っているのも良かったのでしょう。
ローズ×ウードの入門にピッタリの難易度です
同時期に
■ミルラ&トンカ に出会って
ミルラ&トンカに完全に恋に落ちたので、
ジョーマローンを集めていました
■セルジュルタンス アンボワバニール
はじめてのニッチフレグランスはアンボワバニール。1番好きな香料であるバニラの香水を選びましたが、ニッチフレグランスの厳しい洗礼を受けます笑
トップノートが世界一マズいと有名なリコリスがふんだんに香り、しばらく我慢して笑
そこを抜けたら美しいココナッツ×バニラ×ハニーの世界が広がる「禁欲のバニラ」です
トップノートを始めて嗅いだときは苦虫を噛み潰したような顔をしていたと思います笑
そこからマゾなのでしょうか?それとも反抗精神からか?心折れずにニッチフレグランスにハマっていくのでした
■ラルチザンパフューム ノワールエクスキィ
私に微笑んでくれたニッチフレグランスはノワールエクスキィでしょう。
難解な香りの宝庫、ラルチザンパフュームにもこんなに美味しいグルマンがあるんです。
マロングラッセやメープルシロップ、バニラをコーヒーの苦味とエボニーウッドが激甘を調整
「私の褒められ香水」でも登場しましたね
■メゾンフランシスクルジャン バカラルージュ540
はじめてのメゾンフランシスクルジャンはバカラルージュでした。
砂糖と燃えているような匂いがする不思議な魅力を持つ香りで、特別な日に選びたくなります。
スイートかつ難解ではないのもツボでした。
ゴールドに赤のラベルはザ!ラグジュアリーな雰囲気。
「あぁ、ニッチフレグランスっていいなぁ。」と思うターニングポイントを作ってくれた香水です
■トムフォードの香水もろもろ
ソレイユブラン
ノワールデノワール
ノワールプールファム
デザイナーズフレグランスの中でも芸術性の高い(難解な)トムフォードに出会ったのも30過ぎてから。
初めて買ったのは比較的難解では無いソレイユブラン。ココナッツトロピカルな香りです。
そこから魔性を煮詰めて濃縮したようなノワールデノワールやヴェルベットオーキッド、ノワールプールファムなどダークさのある魔性系香水にも年齢的にもマッチするようになってきて愛好していました
30代前半はフレグランスIQが少し上がり
ニッチフレグランスの難解さに洗礼を受けつつ(苦虫をを噛み潰したような顔になりつつ)も
新作からヴィンテージ、デザイナーズ、ニッチと香水の世界が広がった頃でした
34、5歳からはさらに雑食化が進みます
メンズ香水もつけるようになったのもこの頃
お楽しみに