Samsara Guerlain EDT 1989年

調香師 Jean-Paul Guerlain 

メインアコード
・パウダリー
・ウッディ
・フローラル
・イエローフローラル
・バルサミック

持続力
★★★★☆ 長め

拡散力
★★★★☆ 強め

ノート
トップノート
ピーチ、イランイラン、ベルガモット、レモン、グリーンノート

ミドルノート
アイリス、ヴァイオレット、オリスルート、ジャスミン、ローズ、スイセン

ラストノート
サンダルウッド、トンカビーン、バニラ、アンバー、ムスク
メインの香料目立つ順に
サンダルウッド、イランイラン、アイリス、バニラ、トンカビーン

年齢
20代から上は何歳でも

季節
秋冬向き

時間
夜向き
オフィス・学校不向き

こんな人にオススメ
・サンダルウッドの香りが好き
・イランイランの香りが好き
・女性らしいフェミニンなウッディ香水を探している
・オリエンタルな香りが好き

ジャンポール・ゲランが愛する人のために作った穏やかなサンダルウッドの香り

ジャンポール・ゲランに愛された女性は
この香りがしたことでしょう

男性的で力強いサンダルウッド ではなく
パウダリーなアイリスや
スイートなイランイランをたっぷり絡めた

フェミニンなサンダルウッドです

トップノートはフルーティなイランイラン全開!

ゲラン独自の香りの方程式「ゲルリナーデ」には
シトラスから始まり、フローラルを経て、最後にはバルサミックに落ち着きますが

このサムサラのオープニングはシトラスがあまり感じられません

というか、イランイランが特大過ぎて他が分からない、といった感じです

ドライダウンすると一気にパウダリーに
アイリスが咲き乱れます

甘いイランイラン×パウダリーなアイリスのゾーンです  
しっかりとサンダルウッドの香りも感じ取れますので

「甘い粉をまぶしたサンダルウッド 」といったところ

ラストはサンダルウッドを中心にバニラやトンカビーン、アンバーの重厚感たっぷりの香りが肌に残り、クラクラするほど官能的

フルーティなイランイラン→イランイラン×アイリス×サンダルウッド→サンダルウッド×バニラアンバー

といった香りの変化でした


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※出典元 ピンタレスト

さすが、「サムサラ」とサンスクリット語で名前を付けただけあり、インドが舞台なんですね

テーマカラーがレッドなのもいいですね

真っ赤なボトルはどれだけその女性を愛していたか、情熱を感じる色

サムサラの意味は
「永遠の再生」
そして、仏像を象ったボトルシェイプ

愛する女性に永遠の再生というメッセージを込めて、仏像型の香水を贈るジャンポール・ゲランの

愛の重さたるや!!!

サムサラは

「愛されて、愛されて、愛されまくった女」の香りということね