大宮劇場短編 338 | ニノ大好き!嵐の大宮ラブで始まりラブで終わる日々

ニノ大好き!嵐の大宮ラブで始まりラブで終わる日々

タイトル通り嵐の大宮が
大好き~♪

こんな可愛い生き物見たコトない!

画面の隅っこで垣間見られる2人の姿に心がほっこり癒され萌えます

優しくそして時には乱暴にリーダーに愛されてるニノが基本です。




こんばんは。
炭酸水やめられません。



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恥ずかしい体勢取らされて

後ろから揺さぶるだけ揺さぶられて

支えきれない自分の体重を両ひじを床に
着くことでなんとか踏ん張った

顔なんかカーペットで擦られまくって
摩擦で熱いしヒリヒリする

それでも

近付いては引き、引いては近付いてくる
快感の波の間隔は次第にせばまって

あ、くる

と思う間もなくそれは一気にオレの全身

それこそ頭のてっぺんから足の爪先まで
取り零すことなく駆け巡った



勢い余って玄関に足が着いた拍子に蹴って
跳ね上がったサンダルに爪先を強引に押し
込む

寝過ごすなんて想定外だ

「リーダー!早く!」

ヤバいよヤバいよ

さっきから頭ん中でお馴染みのフレーズが
何回もリプレイしてうるさいったらない

今、何分だ?10時……10分!10分か

飛び起きて3分なら上出来か?

いやでもまさかの事態を考慮していつも
なら40分も前に出てることを考えると
余裕こいてる場合じゃない

「ニノ!」

呼ばれて振り返ると

大きな独り言を吐きながら右往左往する
リーダーの姿が、開けっ放しにしている
リビングのドアから見え隠れしていた

「なにー?」

「ねーんだよ!」

「なにが!」

「電話!」

「テーブルは?」

「ない!」

「じゃあ、あの、ほら、充電!」

スマホ以外にもある各種充電器がまとめて
置いてある、充電ステーションと名付けた
一画の場所を指摘する

「あったーぁ?」

まったく、いつもその辺置くからだ

「ねー?まだあ?」

スマホと財布がデニムに入ってるのを
確認して玄関扉に手を掛けた

「もういいから早く!時間ないよ!」

返事がない

「ねえーって!」

今日はCスタで1本だし順番的にオレは
最後だけどリーダーは……確か早かったぞ

「リーダー、帰ってから探しなよ!」

2人揃って遅れでもしたら目も当てられない

「オレ先行ってるから」

急き立てられるように廊下に飛び出して
エレベーターに乗りマネージャーからの
ラインに素早く返事を返す

こんな時はどこでもドアが人生で1回
使える権利が欲しいと、常々思うよ

でもたぶん今は使わないな

駐車場に降り立ちエンジンを掛けたとこで
リーダーが荒々しく乗り込んできた

「なにやってんの、もう……」

「いいから出せ!早く」

「うるさいな、遅いの自分だろ」

「間に合うか?」

「間に合わせる」

「安全運転な」

「言われなくてもわかってます」

「いやー、でも焦ったわ、なあ?」

呑気に笑う助手席のリーダーの手にある
スマホを見て思い出した

「どこあった?」

「洗面台」

「バカだね」

「お前あれじゃん、お前がオレのスマホに
電話して鳴らしてくれてりゃ……」

「ああ!」

「な?」

「全然思い付かなかった」

「無駄に探し回る手間省けたのによ」

「オレも焦ってたん……ちょっ!」

不意に右の頬を撫でられ肩をすくめる

「なに?」

「赤くなってる」

「え?」

「昨日の跡だ、ふふ」

昨日の……そこでオレは思い出した

「アンタ昨日こうやったろ?」

信号待ちを良いことに自分で自分の頭を
押さえ付ける真似をする

「床にグイグイ、だから擦れて」

「いやいや、んー……なんだろ?なんか昨日
はSなオレが主張してな?うん」

他人事みたいに言いやがって

スマホを弄くるリーダーを横目に無言で
運転するうち、局に繋がる大きな道路に
出てきた

ここまで来れば目と鼻の先だ

「やべー!松潤からラインきた」

「ソッコー返せ」

「遅いとかなんとか怒られ……なになに?
今日の昼なに食う?だって、んはは!」

助かった

鼻唄混じりのご機嫌なリーダーを横目に
オレは考えていた

どうやって仕返ししてやろうか?

「腹減った、今日のケータリングなにかな」

昼の心配でもしてな

収録で苛めてやるからな。





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ありがとうございました。