福島県動物愛護センター
「子犬・子猫等の飼い主探し支援事業」へ
ボランティアとして登録させていただいております
3月のある日 センターから紹介されたという
60代で ひとり暮らしの女性から
今 猫を8匹 飼っている
2匹が現在妊娠中で これ以上 増えないように手術をしたい
でも 捕まえられないので どうしたらいいでしょうか?と 相談があり お伺いしました
内 外 自由飼い
ご近所さんもみんな 未手術で 内 外 自由飼い
今まで 何度も 家の裏を流れる川に納めていたと言う
それに耐えられなくなり センターへ相談したそうです
その為には 全ての猫を手術するしかないことを告げると
全ての猫の手術を承諾してくれました
妊娠している2匹の猫のうち 1匹は
まだ お腹がそんなに大きくないので
堕胎を決断しました
「間に合って良かった」 という声に
「全然 間に合っていないから」と答え
もう1匹の猫は 大分お腹も大きく
もしかしたら 間もなく生まれるのでは?と思えるので 産ませることを決意しました
「生まれたら 子猫はどうしますか?」
「これ以上 増えたら面倒見れないから 保健所へ連れて行くしかないよね」
「保健所へ連れて行っても 目も開かない子猫は
すぐに殺処分されてしまいますよ」
「じゃあ どうしたらいいの?」
「生まれた子猫は 私が保護して 里親を探します
その代わり 手伝って欲しいことがあります」
「独り身だから お金はあまりなくて…」
「お金じゃなくて ご近所の方に 猫の手術をしないといけないよって話をして欲しいんです」
「うん それぐらいなら」
と約束をしていただきました
それから 3日程して 子猫は生まれました
母猫は 子猫を違う場所へ移すというので
母猫が子猫から離れたすきに
子猫をダンボール箱へ入れていただいて
8日 引取りに行ってきました
お母さん あなたから 大切な子猫を奪いました
突然 子猫がいなくなってしまって
どんなに驚き 嘆き 悲しんでいることでしょう
ごめんなさい
あなたの大切な子猫は 幸せにします
どうか どうか 見守っていてください
生まれて 3週間ぐらいの子猫です
唯一の男の子
3匹は 女の子
職場へ一緒に出勤です
まだ 哺乳瓶からの授乳に慣れていない子もいますが
いっぱいミルク飲んで 元気で 大きくなあれ