~大宮SK結成20周年~



短編妄想~翔編




相葉くんから

連絡があった




今回はスケジュール的に

行けなかったけど

また誘ってくれるかな




まぁそれが本題ではなく

だって俺のスケジュール

大体は報告いってるから

今回の旅行は無理って

分かって連絡してきてんじゃんw

悲しんでたけどw




松本にも

連絡はしておく。




忙しくっても5人の共有できることは

できるだけ共有



離れてるのは

物理的な距離だけだ。




そう思ってた。



だから、そこは

きっちり、俺と松本で

やってたつもりだった。



アイツはきっと

自分からはできないだろうしって。



録画してたテレビをみる。



あーこれ、、、

懐かしいな、、、、



前に、相葉くんが

番宣してたやつだけどさ、


過去の映像とか

見てるとさ

必死だったよなー

5人で


心霊ばっかしてたもんな。

深夜に素人さんと絡んだり

実験ばっかしたり




売れない、人気ないって、

こんな寒いコンサート初めてだって、

事務所の人に言われてさ

本気で分かんなくって、

会場の温度を上げたりさ

今となっちゃ笑い話だけどさ。



くそっ!て、

俺と松本が躍起になってさ

夜遅くまで話し合って、

それに相葉くんが

うんうんって、頷いてくれて。



で、兄さんとニノが

反対するでもなく、

2人でひっそりといる。



あぁ、ただ1度だけ

「イヤだ」って言われたっけ




あの人がブレーキになってくれた。



だからこそ

あの人は、

真のリーダーだった。




ほんと、懐かしい




ジュニア期に

ずっと一緒にはいたけど、

今の子たちみたいに

グループの下積みってのはなかったから


あのハワイに行く直前の

焼肉屋からが

俺たちが始まった日、なんだよな



あの大阪の夜に

兄さんから初めて気持ちを聞いてから、

たくさん話し合った


震える腕を押さえ込んで。


たくさんたくさん、

話し合った。



俺たちだけで決めていい事じゃないから

でも

俺たちは俺たちの気持ちも大事にしないと


5人で

5人だけで

5人でなら



きっと乗り越えられる



そう信じてたし

今も信じてる



俺はそれぞれの着地点を


相葉くんは自分の思いを兄さんにぶつけて

そして兄さんを思って黙った


松本は俺とは違う角度で

全体の着地点を




そして、ニノは



唯一言ったんだ

「会えるなら」




アイツにとって

5人の時間は




そういうことだったんだよな。




気づくのが遅くなってごめんな




20年以上

一緒にいたのにな




だからこそ

この休止は意味があったんだって

そう思う





兄さん




兄さんの大事なやつが、




会いたいって




心の奥で叫んでるよ





聞こえてる?





兄さん






俺はどうするか




俺は俺のやるべきことを、やる。