番外編その④。
なぜ子宮摘出に至ったか入院生活についてです✍️✍️✍️



手術室で目が覚め、
全身の色々な箇所にビリビリするような痛みがあるけど、
意識は朦朧としているので声は出ません。


左腕には点滴が3本。
腕にひとつ、動脈にひとつ、手の甲にひとつ。

右腕には点滴が1本。

背中に麻酔が1本。

尿道カテーテルが1本。


ベッドに乗せられ、連れて行かれた場所は
入院した6階ではなく4階でした。

朦朧としてたけどエレベーターで
あ違うところ行くんだー、みたいな気持ちになったのを覚えています。



着いたのはHCU。

やはり急遽の大手術になったので管理が必要、
とのことでまわりの患者さんもなにやら手術終わりたてのぼろぼろな人ばかり🥹🥹

とにかく身体中が痛くて、
しかも飲水も次の日の朝6時までできないらしく、

ちょっとでも動くと苦しいのでぴたりと止まったまま、
早く時間過ぎてくれ、と祈りながら少し寝ては起きて、を繰り返してました。


ほんと今思い返してもこの時間めちゃくちゃ辛かった😭😭😭


目が覚めるたびに「あぁ…現実だ…夢じゃなかった…」と悲しくなって、
「まだ1時間しか経っていない…」と辛くなって、

それを20時から翌朝8時まで繰り返しました。



目が覚めたとして痛いし身体中が繋がれてて
うまく動けないから結局また目を閉じるしかなく。

ほんとにこのただただ耐えるだけの時間、とにかく辛かったです。



その間に、多分夜間かな、主治医の先生が来てくださり、
意識朦朧ながらなにが起きたのか、説明をしてくださいました。



👨‍⚕️以下、全て主治医からのおはなし👨‍⚕️


通常の帝王切開では、
皮膚、筋膜、腹膜を切った後に、子宮の壁が見えてきて、
子宮を切って赤ちゃんを取り出します。

ですが今回皮膚を切開し、腹膜を切開したところ、
すぐに赤ちゃんの頭が見えました

お腹の中で、腹膜と子宮、そして膀胱がかなり強い癒着により、すべてべったりくっついていたのだと思われます。

本来は腹膜を切開してからお腹の中に入り、お腹の中の状況を確認してから子宮を切開しますが、
それができず、赤ちゃんの頭が出て危険な状態になってしまったため、
まずは赤ちゃんを取り出しました。

赤ちゃんはご無事です。
改めてご出産、誠におめでとうございます。

赤ちゃんを取り出すときに、強く引っ張って取り出したため、
子宮に癒着してくっついていた膀胱を引っ張り、膀胱が破損しました。
大きさにして3センチ程度です。

また、赤ちゃんを取り出したあと、お腹を閉じようとしましたが、子宮からの出血が止まらず、またお腹の中を見れないことで出血点がわかりませんでした


すでにこの時点で出血量がかなり増えていたのと、また子宮の収縮の力も弱く、
お母様の血圧もかなり下がっていて危険な状態でした。

このままお腹を閉じてしまうと、命に関わると判断しましたので、泌尿器科の先生、また子宮摘出の事例が多くある産科の先生方を急遽呼び、膀胱損傷の縫合手術と子宮摘出術を行いました

子宮も癒着により壁が薄くなっており、また全体を確認できなかったため、縦に追加でお腹を切り、腹腔内に入りました。

幸い腹腔内に出血は漏れておらず、卵巣はホルモンバランスを今後崩さないために残し、子宮及び卵管を切除しました。
卵管は、今後悪さをしないよう、同時に取り出すことが一般的です。

また、膀胱の損傷は、折り返して2重にして縫合し、造影剤にて腹腔内に漏れがないか確認して、お腹を閉じました。

出血量は5,000mlを超えましたので、
輸血も大量にしています。






…とのことでした。



とんでもないことが起きたなぁ。

なんにせよ、生きててよかった。。。。



術後直後のこの日はそのままHCU管理となり、
翌日も尿道カテーテルからの排尿が少ないことでもう1日追加でHCU管理に。

カテーテルを入れ替えたところ詰まりがあったことで排尿がなかったようで、
いっきにじゃばじゃば出るようになり、

術後3日目に産科病棟に移動になりました🛏️



術後2日目に面会可能になり、主人もきて(泣いてた笑)、
改めて先生が上記について説明をくださいました。



もし、今回の事態のようになにかあったときに駆けつけてくださる麻酔科、婦人科、泌尿器科の先生がいないような病院で出産してたら、わたしきっと、死んでいたと思います。


もちろん検索魔のわたし、
この手術のあと、同じような経過を辿った症例がないか検索しまくり。


似た症例では、
本人や家族から子宮摘出の許可がその場ですぐに取れなかったことで一旦お腹を閉じ、
結局、出血多量で亡くなった、ということがあったそうです。

ほんとうにこわいですね😔😔




子宮がなくなってしまったことで、
不妊治療中に凍結した胚盤胞を戻すことがなくなり、
いくら強く望んでも二度と子供ができない身体にはなりましたが、

ふたりも子供に恵まれたこと、
そして今こうやって生きていることに強く感謝し、
手術をしていただいた先生方にも感謝です。






手術詳細はこのへんで。




次は病院生活あれこれについて書こうかな。
ようやく明日、退院です🥺🥺🥺🥺🥺 



HCUから回復した後はこちらのMFICUにて管理入院でした。

カテーテル期間が長かったので個室はありがたかったー。