ひとりの人生を
好き勝手に脚色して。
まるで、彼が幸せを感じることが
贅沢なことのように。
独り占めせず、分け与えることが
当然だと言わんばかりに。
刃を向け、
ひと握りの幸せすら奪っていく。
ならば、どうぞ。
彼の苦しみも奪いなさい。
ひとつ残らず。
その量の多さに、驚きながら。
彼の人生は彼だけのもの。
原作者は羽生結弦。
命がけで生み出した物語を
奪うことがどれだけの大罪か。
まだ気づかないというのなら、
それは、終わりの始まり。
偽物は消え去るのみ。
本物は輝き続ける。
#羽生結弦